未経験からWebマーケティング転職が叶う!おすすめの転職エージェント

この記事は未経験からWEBマーケティング業界への転職を目指す人に、転職で失敗しないための注意点や成功の秘訣、それらを実践するために必要なおすすめの転職エージェント・転職サイトなどを紹介します。

結論からお伝えすると、WEBマーケティング業界への転職に重要なのは業界や志望企業の正しい理解です。

業界の正しい理解と聞いて当たり前の話だと感じられると思いますが、WEBマーケティング業界の仕事は企業や職種により細分化されていて、未経験の人が正しく理解するのは他の業界と比べてかなり難しいです。

仕事内容を正しく理解していないと、内定を得にくかったり、転職後に後悔することが多くなってしまうため、今から、未経験の人がWEBマーケティング業界や志望企業に詳しくなる効率的な方法をお伝えします。

因みに、私は30代WEBマーケティング業界未経験から業界大手のネット専業広告代理店に転職し、その後も何度か転職を繰り返し、現在はWEBマーケターとして独立し、仕事に困ることなく継続的にお仕事を頂けています。

転職活動を始めたばかりの時は、まったく内定がもらえず苦労しましたが、その経験を元に、20代~30代で未経験からWEBマーケティング業界への転職を目指す人向けにアドバイスできればと思います。

後半ではWEBマーケティング業界の職種などについても解説しているので、少し長いですが最後まで読んでみてください。

筆者について
30代未経験で業界トップクラスの広告代理店に入社。Webマーケティングで実績を積み、その後も複数の広告代理店への転職を経験して結果を残す。現在はフリーのWebコンサルタントとして活動し、月収は100万円を越える。

Webマーケティング業界への転職で、まず初めに注意すべき点は、転職候補先の多さゆえの”ミスマッチ”です。

「思ってたのと違う」と後悔しないだろうか・・・

WEBマーケティング業界はここ数十年、成長を続けており、転職先候補となる企業数は非常に多くなっています。その為、まずは業界の構造や、志望する企業がどのジャンルに属しているのかを把握することが重要です。

企業をあまり理解せず、面接に臨むと、内定も貰いにくいですし、運良く内定を貰えたとしても「自分のやりたい仕事と違った」と後悔する可能性が高いでしょう。

業界や志望企業について詳しくなるには、自分自身で調べることも重要ですが、転職の専門家である転職エージェントに相談するのが効率的です。特にWEBマーケティング業界を専門としている転職エージェントは過去にエージェントのコンサルタント自身がWEBマーケティング業界で働いていた人なども多く、かなり詳しいので、マスメディアン等の専門のエージェントにまずは無料相談にいくと良いでしょう。

ここからはマスメディアンをはじめ、私自身の経験から、WEBマーケティング業界への転職にお勧めの転職エージェント・転職サイトを紹介します。より良い企業から内定を得られたり、ミスマッチのリスクを大きく減らすために参考にしてください。

記事の後半では私のWEBマーケティング業界への転職活動経験をもとに転職エージェントの活用のコツや転職活動の進め方で大切なポイントもお伝えします。

理想のキャリアプランを築けるように自信持って、転職活動にのぞんで下さいね。

【2022最新版】おすすめ転職エージェント・転職サイト一覧

私おすすめの転職エージェントを一覧で記載します。続けて紹介する「転職成功のコツ」を参考に、気になる転職エージェントを探してみてください。

各転職エージェントの詳細説明はこちら

カテゴリー転職エージェント特徴リンク
業界特化型
マスメディアン
おすすめ度:
広告・Web・マスコミ業界求人に特化
博報堂への中途入社(最大年収1500万円)案件紹介中!!
公式サイトはこちら

クリーク・アンド・リバー
おすすめ度:
IT・Web・ソーシャルゲーム業界求人に特化
公式サイトはこちら
大手型
リクルートエージェント
おすすめ度:
キャリアアドバイザー資格保有の担当者が自己分析をサポート
面接対策セミナーを無料受講
公式サイトはこちら

doda
おすすめ度:
全業種対応の豊富な求人数
公式サイトはこちら
その他
マイナビクリエイター
おすすめ度:
Web職・ゲーム業界に特化
公式サイトはこちら

JACリクルートメント
おすすめ度:
年収1200万円以上など外資系やハイステータスの転職に強い
公式サイトはこちら

レバテック
おすすめ度:
IT/Web系のエンジニア求人に特化
公式サイトはこちら

ギークリー
おすすめ度:
デザイナー・Webディレクター求人に特化
公式サイトはこちら

マイナビITエージェント
おすすめ度:
大手マイナビ転職のIT・Web特化版でエンジニア向け案件に強い
公式サイトはこちら

ワークポート
おすすめ度:
IT業界に強い
公式サイトはこちら

マイナビジョブ20’s
おすすめ度:
20代の転職に強い
公式サイトはこちら

Webマーケティング業界特化型の転職エージェント・転職サイト

【おすすめNo.1】マスメディアン 

おすすめ度:

・理由①:広告業界専門でエージェントの業界知識が豊富
・理由②:広告業界の案件が豊富
・理由③:全国の都市に対応

デジタルマーケティング・Web広告業界を目指すならまずは登録すべき広告・Web・マスコミ業界に特化した専門の転職エージェント。Web広告案件の豊富さや業界に精通したエージェントの存在は、業界未経験者にとっては非常に強い味方となります。

以下の条件に当てはまる人はまず初めに相談に行くことを強くお勧めします。

  • WEBマーケティング業界や各社の違いについてよく分かっていない
  • SNS広告の運用職(やりたいことはハッキリしている)になりたいが、どこの企業がおススメなのか分からない
  • 個人で転職活動を進めているが、内定が全くでない

まずは業界や各社の違いに精通している専門の転職コンサルタントに相談に行き、知識を得ましょう。マスメディアンは業界専門雑誌である「宣伝会議」「ブレーン」などを発行しているグループに属しており、マーケティング業界では有名で多くの転職企業先とつながりを持っています。

私が相談に行った時は、自分なりに色々と業界について勉強したつもりでしたが、目から鱗が落ちるほど勉強になり、勘違いしていた点も解消できました。2回目以降の転職活動時にもお世話になりましたが、どのコンサルタントも強引に転職を進めてくることはなく(逆にもう少し背中を押して欲しいと思ってくらいでした)、業界に詳しい専門家として相談にのりつつ、大手からお勧めの中堅企業の求人案件を紹介してくれました。

一概にWeb広告と言っても仕事内容は会社によって大きく異なります。「思っていた仕事と違う」とならないためには、登録必須の転職エージェントでしょう。

最近では、インハウス求人(一般企業の宣伝、広報、マーケティング、デジタル・Web、クリエイティブ部門の求人)も増加しています。

博報堂への中途入社(最大年収1500万円)案件紹介中

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クリーク・アンド・リバー(webist) 

おすすめ度:

・理由①:WEBデザイナーやWEBディレクター向けの案件が豊富
・理由②:業界未経験や経歴があまり無い人のサポートに優れている
・理由③:全国の都市に対応

WEBマーケティング業界特化のエージェントは数が少ないため、クリークアンドリバー社マスメディアンと合わせて活用しましょう。

転職エージェントによって紹介できる求人は異なるので、より多くのエージェントを活用した方が、選べる求人数は多くなります。

クリークアンドリバー社デザイナー、ディレクターを目指す人におすすめの30年の歴史を持つ大手の転職エージェント。Web・広告・ゲーム業界に強みがあります。

保有案件数も多く、従業員数は約900人と多数。拠点を東京・大阪・名古屋・福岡・札幌・仙台に持ち全国に対応しているほか、その他のエリアでもオンライン面談が可能です。

クリーク・アンド・リバー社の特徴として、業界未経験や経歴があまり無い人のサポートにも優れており、転職サービス登録者向けにCREATIVE VILLAGEというクリエイティブ業界を目指す人向けのメディアを運営。情報発信だけでなく、無料や有料のセミナーも開催しています。会員登録すると有料セミナーを割引価格で受講することができる嬉しい特典も!

公式サイトはこちら

次に大手の総合型の転職エージェントや転職サイトを紹介します。業界特化型ではありませんが、リクルートやマイナビといった大手企業のサービスとなるため、WEBマーケティング業界の求人も多くもっています。また転職スキルアップ講座などの転職支援も充実しているため、業界特化型と合わせて活用しましょう。

大手の転職エージェント・転職サイト

リクルートエージェント 

おすすめ度:

・理由①:業界トップクラスの実績を誇る
・理由②:幅広いキャリアプランを提案してくれる
・理由③:面接対策講座など転職支援サービスが充実

業界トップクラスであらゆるジャンルの案件に強い転職エージェント
全国に16拠点あり、幅広い分野の数多くの案件の中から求人を紹介してくれます。

また、キャリアアドバイザーの資格を保有する経験豊かな転職エージェントが自己分析をサポートしてくれ、自身の強みや興味を聞き出してくれるのが特徴。

さらに面接対策セミナーなども無料で受講することができます。

今一度自分のやりたいことを見直す意味で相談することを強くおすすめします。Web広告の仕事は専業の代理店に行く以外にも、自社商品のマーケティング部門や自社開発のマーケティグ支援商材の営業など様々な種類があるため、総合転職エージェントへの登録は必須です。

公式サイトはこちら

doda  

おすすめ度:

・理由①:非公開求人に出会える確率が高い
・理由②:全業種対応の豊富な求人数
・理由③:全国の都市に対応

dodaではサイトに公開されている求人に直接応募することも可能ですが、転職エージェントに相談することで多くの非公開求人に出会うことができます

dodaのメリットは何と言っても求人数の多さ。初回のヒアリング後には各企業に詳しい担当者がスピーディーに案件を紹介してくれます。多くの転職エージェントと接する機会となるため、自分に合うエージェントに出会える可能性が高いです。

公開求人だけでも、Google広告やYahoo!広告で業界トップクラスのアイレップや、アフィリエイト広告のバリューコマースを始め多くの求人が掲載中。(2022年2月時点)

これまで紹介してきた転職エージェントが合わないなと感じた際や、 より多くの求人を紹介して欲しい際にぜひ活用しましょう。

公式サイトはこちら

その他の特徴のある転職エージェント・転職サイト

マイナビクリエイター 

おすすめ度:

・理由①:大手マイナビのWEB業界特化サービスで信頼できる
・理由②:マーケター、デザイナー、ディレクター案件が豊富
・理由③:全国の都市に対応

マイナビの運営するWeb・ゲーム業界に特化した転職エージェント
デザイナー・エンジニア・制作進行を担当するWebディレクターや デジタルマーケターなど、幅広い求人案件から紹介してもらえます。

公式サイトはこちら

JACリクルートメント  

おすすめ度:

・理由①:WEBマーケティングの高年収求人を多数保有
・理由②:外資系求人や30代以降などの中堅人材の支援に強み
・理由③:コンサルタントのレベルが高い
・理由④:全国の都市に対応

年収1200万円以上など外資系やハイステータスの転職に強く、幅広い案件を扱う総合エージェント。
30代以降の中堅人材の支援も得意としていて、丁寧なカウンセリングからハイクラスの求人を紹介してくれます。外資系のWeb広告の会社は日系企業と比べ給料が高く、語学力の向上、様々な国の人と働く機会が持てるなど貴重なキャリアをつむことができるため、ぜひ転職の機会には活用したいエージェントの1つ。

公式サイトはこちら

レバテック 

おすすめ度:

・理由①:WEBマーケティング業界を目指すエンジニア案件が得意
・理由②:面接対策をしっかり行ってくれる
・理由③:オンラインで全国対応が可能

IT/Webエンジニアの方向けの転職エージェント
職種特有の悩みにも対応してくれ、面接対策もしっかりと行ってくれます。拠点が全国9箇所(東京・埼玉・愛知・大阪・京都・福岡・佐賀・広島・北海道)にあるのも嬉しい点。

公式サイトはこちら

ギークリー 

おすすめ度:

・理由①:ギークリー独占の求人案件を保持
・理由②:オンラインで全国対応が可能

IT・Web・ソーシャルゲーム業界専門の転職エージェント
これの業界を中心した求人数は18,800以上にのぼります(2022年2月時点)! ギークリー独占の求人案件も扱っており、大手サービスに劣らないサービス力を誇ります。志望する業界やジャンルが絞れた段階でより多くの条件に合致する求人を紹介してもらう際に、これまでに紹介した転職エージェントと併せて活用しましょう。

転職希望者のスキルや経験・職種経験をもとに、多角的に分析してマッチングを行ってくれます。 また、エグゼクティブ求人では年収700万円以上の案件を扱い、スキルのみならず転職希望者の経験を元に的確な転職支援を行えることが強み。

公式サイトはこちら

マイナビITエージェント

おすすめ度:

・理由①:エンジニア案件が得意
・理由②:20代の転職支援に強く、面倒見の良いサポート
・理由③:全国の都市+オンラインで対応可能

大手転職サービスマイナビのネットワーク+IT・Web業界に特化したコンサルタントによる丁寧な転職支援サービスが強み

特に20代の転職支援に強く、履歴書・職務経歴書の作成支援から面接対策まで、面倒見良くサポートしてくれます。

公式サイトはこちら

ワークポート

おすすめ度:

・理由①:IT業界に強く、Web広告の求人も数多く保持
・理由②:ハイクラス求人に出会える

IT業界に強い総合型転職エージェント
5拠点(東京・神奈川・愛知・大阪・福岡)に展開しています。

広告業界専業ではないですが、IT業界に強い関係でWeb広告の求人も数多く紹介してくれます。というのも、Web広告業界はアドテクノロジーなどのIT技術で支えられていて、それらのIT企業が業界を動かしていると言っても過言ではありません。

また、技術の発展が早い上に理解が難しいため、エンジニアは勿論のこと技術面を理解できる人材は市場価値が高いです。アドテクノロジー系に進むことも一つの選択肢として考えましょう。

年収800万円以上を対象とするハイクラス人材のための転職支援専門部門もあり、条件次第では高い年収を見込むことができます。

公式サイトはこちら

マイナビジョブ20’s 

おすすめ度:

・理由①:20代の転職に強い
・理由②:Web広告案件を多数保有
・理由③:全国の都市に対応可能

20代の転職支援に実績のある大手転職エージェント
初めての転職者をサポートできるように転職に関する疑問にも丁寧に答えてくれます。
多くの若手支援の実績からつまずきやすい点なども事前に先回りしてサポートしてくれます。求人案件数も多く、Web広告案件も多数保有。

公式サイトはこちら

4社以上の転職エージェント・転職サイト併用が転職成功のコツ!

転職活動をはじめる際は、4社以上の転職エージェントに登録しましょう。

リクルート社の調べによると、転職成功者は平均4.2社の転職エージェントを利用しており、全体平均の2.1社の約2倍。

私自身、以下の4つの理由から転職エージェント4社を併用していました。

転職エージェントを併用する4つの理由
1. 転職エージェントで紹介可能求人が異なる
2. エージェントの担当者との相性が重要
3. 大手と中小エージェントで得意分野が異なる
4. 複数の内定を同時に得ることが重要

順番に解説します。

1. 転職エージェント・転職サイトにより紹介可能求人が異なる

転職エージェント・転職サイトによる保有求人の数や種類はみなさんが思っている以上に大きく異なります。理由は主に以下の通り。

  • 転職エージェント・転職サイトの規模で取引企業数に差がある
  • 転職エージェント・転職サイトによって取引企業が異なる
  • 同一企業でも転職エージェント・転職サイトごとに異なる求人を出す場合がある

業界特化型やハイスペック型の保有求人の特徴も異なるため、希望に合った求人と出会うにはできるだけ多くの転職エージェントに登録する方が良いでしょう。

2. 転職エージェントの担当者との相性が重要

2、3ヶ月~半年以上、担当者とは密にコミュニケーションを取っていくため相性はとても大切です。

相性の良い方と巡り合えると、不安を解消してもらえたり、希望に沿った求人を厳選して紹介してもらえたりと、大きなメリットがあります。

担当者と合わないと思ったら、悩まずすぐに変更を申し出ることも大事。担当者により業界や職種への理解に雲泥の差があることも多く、転職活動の弊害になる可能性があります。

3. 大手と中小転職エージェント・転職サイトで得意分野が異なる

大手と中小でそれぞれ以下のようなメリット・デメリットがあるため、良いとこ取りをするには併用が重要です

メリットデメリット
大手転職エージェント・サイト・求人数が多い・担当者によって知識・経験の差が大きい
・Webマーケ業界に詳しくないことが多い
中小転職エージェント・サイト・webマーケ特化など特定分野に強い
・対応が丁寧
・全体求人数は少ない
・ノウハウ講座などサービスが少ない

最も重要な点は、担当エージェントがWebマーケティング業界に詳しいかどうか。

業界特化型の「マスメディアン」や「クリーク・アンド・リバー」は必ず登録するようにしましょう。その上で、大手や高年収に強いエージェントを組み合わせると良いでしょう。

筆者おすすめの併用例
・業界特化型のマスメディアンに登録 → 業界研究のために相談する
リクルートエージェントにも登録 → 面接対策講座を受講

4. 複数の内定を同時に得ることが重要

同時に2つ以上の内定をもらい、比較した上で転職先を決めることが、より良い企業に転職するためのポイント。そのためには複数の転職エージェントの活用が不可欠です。

多くの求人があった方が複数内定は得やすいですし、転職エージェント側は内定1つでももらった人には次々と新しい求人を紹介しません。

逆に、転職エージェント同士を競わせるような状況にできれば、選考スケジュールを優先調整してもらえたり、年収UPの交渉をしてもらえる場合もあります。

【結論】登録すべきは「業界特化2+大手1+その他1」の4社

転職成功の近道は、以下の4社に登録することです。

いきなり4社は大変と思う場合は、初めに2社登録して、求人がたくさん欲しいタイミングで2社を追加する等の方法でも良いでしょう。

未経験からWebマーケティング業界を目指す際の注意点

この業界で転職をする際にはいくつかの点に気を付けないと、のちに後悔する危険性が高いです。

Web広告・デジタルマーケティング業界では各社のメイン業務内容が大きく異なる上に、企業内でも配属される職種によって仕事内容が異なります。業界未経験者はその辺りを理解することが大変困難で、「入社前に思っていた仕事と違う!」というミスマッチが多発しています。

そのため自己分析と共に業界分析が本当に大切です。最初に選ぶ1社目でその後のキャリアも変わってきます。

入社後のミスマッチとならない為に、次の3つの軸で考え転職活動を進めて行くことをオススメします。

  1. 対象としたい商材ジャンル
  2. 職種・マーケティング手法
  3. 企業規模

順番に説明します。

まずは対象としたい商材ジャンルについて。 どんな商材のマーケティングに関わりたいのかを決めていきます。例えば、女性に人気のコスメ・ファッション・旅行や市場規模の大きな金融、成長著しい健康食品などがあります。これらのBtoC商材とは別に対企業向けのマーケティングとしてBtoBに興味を持つ方もいるでしょう。その他、海外インバウンドや越境ECなどもジャンルとしては存在します。

自身が関わるマーケティング対象の商材を決めることは非常に重要です。各市場には、ある程度共通した勝ちパターンが存在します。市場ごとの勝ちパターンを身に付け磨きをかけていくことが優秀なマーケターとなるために必要です。

関わりたい商材ジャンルが決められない場合、不特定ジャンルに関わる総合広告代理店で様々な商材を扱うことも可能ですが、結果として特に強みの無い・どの商材にもそこまで詳しくないマーケターとなってしまいます。

各商品ジャンルのマーケティングについて各記事で紹介してるため、参考にして下さい。

次に職種・マーケティング手法については説明します。

対象となる商材ジャンルが決まったら、それに対し自分自身がどのように関わるのかを決めていきます。

職種は大きく分けると、自社商材のマーケティング担当とマーケティング支援側かに分けることができます。

自社商材のマーケティング担当は更に、ECサイト等のプロモーション担当・仕入担当・商品開発担当・セールス担当などに分かれます。1つの商材やそのジャンルに深く関わったマーケティングができる点がメリットですが、デメリットとしては、Web広告などは専門の支援会社へ依頼し、そのディレクションが中心となってしまい、詳細がわからないといったことや、スタートから既にある程度期間が経過している商材に関しては、やるべきことも固定されており、業務内容が狭くなること等があります。それらのデメリットを感じて、マーケティング支援会社へと転職する人も多くいます。

マーケティング支援側は更に、営業・広告運用・企画プランナー・制作ディレクター・デザイナー・ライター・エンジニア・管理系等に分かれます。

営業は主にクライアントとの窓口となり、プロジェクト全体を管理します。コミュニケーション能力と共に幅広い知識と経験を身に付けることができ、求人数も多く給料も高い傾向にあります。ただ営業と言っても、対事業会社(実際に商品を販売している企業)窓口だけでなく、広告代理店がクライアントとなる場合もありますし、時にはWebメディアとの窓口を指す場合もあります。

また、多くの企業でコンサルタントという職種で記載されている場合もあり、その業務内容は企業により大きく異なります。窓口としての営業を意味する場合もありますし、受注後のプランニング業務を指すこともあります、Web広告運用業務やそれら全体を行う職種として、コンサルタントという言葉を用いている企業もあります。

特に、営業やコンサルタントという職種は、企業によって業務内容が大きく異なるため、事前に細かく確認するようにしましょう。

広告運用職はGoogle広告やYahoo!広告等の検索連動型広告を始め、Facebook広告やTwitter広告等のSNS広告、その他、アフィリエイトやDSP広告など様々な広告媒体や手法を活用したプロモーションの実務を担当します。日々の細かな数値管理や媒体のアップデート情報に対応するなど、広告運用に関する専門的な知識とスキルを身に付けることができます。

企画プランナーは営業や広告運用職を経験した後に次のステップとして就く場合が多く、主にプロモーション全体のプランニングを行います。ユーザーニーズ・商品特性・競合を分析した上で、どのようにプロモーションを行うことが効果的かをプランニングしていきます。高い分析力とマーケットやプロモーション手法の理解と共に、ユーザーを引き付ける創造性も必要とされます。

制作ディレクターはデザイナー等と共に企業サイトやECサイト、ブランディングサイトやLP等を制作していく際の中心的な役割を担います。クライアントのヒアリングを元にサイトの構成案を作成し、デザイナー等へ各作業を依頼、制作進行管理まで行います。マーケティングを始める際、Webサイト制作が最初にくることがほとんどな為に需要が非常に高く、ここで良い評価を得られればサイトの保守・更新管理やプロモーションにまで関わることができます。

デザイナーは主にサイト制作や広告クリエイティブ(バナー等)制作等が主な業務となります。最近では動画の活用が盛んなため、動画クリエイターの需要が増しています。デザインソフトを活用したデザインスキルやHTML/CSS/PHP等のコーディングスキルを磨いていきます。将来的には、サイト制作の全体管理(ディレクション)を行ったり、クライアントのビジネス課題を解決する提案まで行えると、転職市場で高い評価を受けることができます。

エンジニアは業界を問わず需要が高まっていますが、マーケティング業界では特に需要が高く、高額な報酬を得ているエンジニアも多く存在します。従来からあるWebサイトのバックエンドシステムの開発だけではなく、Web広告メディアのシステム開発やマーケティングツールの開発等、多くの企業で活躍の場があります。

優良企業から内定を貰う為の転職ノウハウ

2.優良企業から内定を貰う為の転職ノウハウ

人手不足な業界と言っても、もともと広告業界は人気の業界であり、電通や博報堂、サイバーエージェントなどの大手企業など、労働環境や仕事内容などで人気の優良企業であれば入社の難易度は高くなります。

自分が希望する企業への入社や給料UPなどを実現させるために、転職活動の効率の良いスケジュールや面接対策、給料交渉などの転職ノウハウを利用することはとても重要となるのでここで説明します。

その中の1つが、転職口コミサイトの活用です。選考がある程度進んだ場合や内定を得た際には口コミサイトでその企業をより深く理解しましょう。

口コミサイトには、会社について、入社前後のギャップ、社内制度、給料、ワークライフバランス、経営陣についてなど、転職希望者が知りたい情報が元社員や現社員の声として集まっています。

選考中には聞けない情報や社員の本音を知ることができるますが、中には愚痴も含まれるため全てを鵜呑みにするのは良くありません。ただ、同じような愚痴が数多くある場合は、会社として問題を抱えている可能性は高いです。口コミサイトは複数あるため、あくまで傾向を知ることを目的として、できるだけ多くの口コミをチェックしましょう。

また転職エージェントの活用はこの業界の転職を成功させるノウハウとしては最も重要と言えます。転職エージェントは日々、各企業の人事と情報交換をし、最新の業界情報に精通しています。その他にも面接通過率を上げるアドバイスやサポートをしてくれるなど、より良い企業への転職には今や欠かせない存在となっています。

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その他の転職活動のノウハウ一覧

Webマーケティング業界特化型もある転職エージェント活用のメリットとは?

3.WEBマーケティング業界特化型もある転職エージェント活用のメリットとは?

転職エージェントはより良い転職活動には欠かせない存在となっており、全てのサポートが無料ということもあり、使わない理由はほぼ無いに等しいと言えるくらい活用メリットのサービスとなっています。

  • 転職しない選択肢を含めキャリア相談にのってくれる
  • 優良な非公開求人を多数保有
  • 業界や職種について丁寧に教えてくれる
  • 選考書類の添削や面接のアドバイスをくれる
  • 難しい給料交渉なども代行してくれる
  • 退職交渉のアドバイスもくれる

転職しない選択肢を含め客観的にキャリア相談にのってくれる

転職エージェントは多くの人の転職に携わっている転職のプロフェッショナルです。中にはキャリアコンサルタントの資格取得者もおり、転職希望者のキャリアの棚卸しや自分が今後どのようなキャリアを歩んでいくのが良いのかを整理する手助けを行ってくれます。

客観的に見て転職するべきでは無いと考えられる場合には、「今の会社を続ける」というアドバイスをくれることも多くあります

相談に行くと必ず転職をしなければいけないというわけではないので、転職すべきかどうか迷っている段階でも、考えを整理するという意味で転職エージェントの活用は有効です。

これまでのキャリアや自分自身のやりたいことをヒアリングしてくれ、どんな業界や職種で活躍できる可能性が高いかなど、キャリアの幅を広げる提案してくれます。

また転職活動中は同僚や家族にも相談できないなど孤独に陥りがちですが、そんな時に励まし、相談にのってくれる転職エージェントは力強い支えとなってくれます。

優良な非公開求人を多数保有

転職エージェントサービスを利用すると転職サイトには掲載されていない多くの非公開求人を紹介してくれます。サービスによって差はありますが、一般に公開されている求人の2~3倍もの非公開求人を抱えています。

非公開求人となる理由は様々ですが、主に「一般公開すると大量に求人が集まってしまう」などの理由で転職エージェントを介して適切な人材だけを面談したいという求人が多く、それだけ人気で優良な案件が多いと言えます。

業界や職種について丁寧に教えてくれる

このサイトでもデジタルマーケティング業界の解説は詳しく行いますが、転職エージェントからは口頭で直接、業界や職種や各企業について説明をしてもらえます。

もっと良く知りたい内容があれば質問して深堀することもできるので、疑問点が多くある人は面談に行くと良いでしょう。

特にWebマーケティング業界に強い、マスメディアンプロの転職(シンアド)はWeb広告業界出身の転職エージェントも多く働いており、非常に細かい説明を受けることができます。

選考書類の添削や面接のアドバイスをくれる

転職活動の課題として履歴書や職務経歴書の作成があります。転職エージェントに登録すると、面接に進みやすい履歴書や職務経歴書の作成方法のアドバイスをしてくれます。

ワークポートdodaでは、働きながらだと作成に時間がかかってしまう作業を一部代行してくれ、短時間で作成することができます。

リクルートエージェントなどは面接力向上セミナーを登録者に提供しており大変人気の講座となっています。その他、どの転職エージェントでも希望すれば模擬面接を行ってくれます。また各社のこれまでの面接でのポイントや良く聞かれる質問などを事前にアドバイスしてくれることもあり、飛躍的に面接通過率が高まります。

難しい給料交渉なども代行してくれる

せっかく転職するのだから「どうせなら年収を上げたい」と考える人は多いでしょう。しかし年収交渉を自身で行うのは気が引けるし、どう進めて良いかわからない人がほとんどでしょう。

そんな難しい給料交渉も転職エージェントであれば代わりに行ってくれます。過去の事例などを元に適切な相場観で転職希望先の企業と交渉してくれるため、せっかく取った内定をダメにすることなく、できるだけ良い条件で入社することをサポートしてくれます。

退職交渉のアドバイスもくれる

最後に意外に助かるのが退職交渉のアドバイスです。せっかく希望の企業から内定を得ることができても、今の仕事を期日までにやめられないと悩む人は多くいます。

有料で退職交渉を代行してくれるサービスまであるほどです。

一方、転職エージェントは無料で過去の経験を元にスムーズに退職するためのアドバイスをしてくれます。

長い人生、過去の会社での人脈は貴重なため、円満に退職手続きを済ませて転職活動の終えましょう。

転職エージェント活用の流れ

6.転職エージェントの活用の流れ

カウンセリング予約

まずは各社のHPから登録します。 登録作業は2~3分で完了する場合が多く、転職サイトへの登録ほど大変ではありません。

初回の面談時に履歴書や職務経歴書があれば、スムーズに進みやすいので初めに登録しておきます。用意が無い場合でもカウンセリング予約は可能です。

カウンセリング後に転職エージェントに相談を受けながら、履歴書や職務経歴書の作成を進めていきましょう。

カウンセリング

近くに面談拠点がある場合は、そのオフィスに出向いて担当エージェントのカウンセリングが受けられます。面談拠点が遠方な場合にはオンラインや電話でのカウンセリングも可能です。

最近ではコロナ対策で拠点の近隣でもオンラインや電話でカウンセリングを行うのが一般的です。

転職エージェントで受けられるサポートの概要が聞けたり、これまでの経歴や転職理由や転職先への希望を伝えて、今後の転職活動についてアドバイスを受けます。

最後にどんな求人があるか、非公開求人含め幾つか実際の求人票を見ながら具体的な転職活動の話をします。

面接の準備や調整

初回カウンセリングですぐに面接に進みたい企業があれば応募も可能ですが、多くの場合、一度家に帰りじっくり考える時間を持ちます。

ヒアリングを元に都度、希望に合う案件があればエージェントは求人を追加で紹介してくれます。応募したい求人にのみ、メールや応募管理画面から応募が可能です。そうすれば面倒な日程調整はエージェントが代わりに行ってくれます。

その間に平行して履歴書や職務経歴書の作成をアドバイスを受けながら進めて行きます。

面接~内定

エージェントから指定された場所や方法(最近ではオンラインミーティングが一般的)で面接を行います。

面接完了後は多くの場合、エージェントに手ごたえや感想を伝えます。仮に伝えそびれた点などあれば代わりにエージェントにフォローしてもらうことも可能です。

内定後は、給料などの条件交渉→現職の退職と経て、転職先への入社となります。特に会社での退職手続きは、人によっては辞める事を言い出しづらく悩むことも多い場面ですが、転職エージェントからアドバイスをもらいスムーズに退職することができるというメリットも見逃せません。

転職エージェントは都度、必要なアドバイスを全て無料でおこなってくれます。

転職エージェントサービスは採用する企業側から(採用が決まった)成功報酬として費用を受け取っています。そのため、転職希望者は無料で様々なサポートを受けることができます。

企業側も有料ではあるものの、人を介して的確な人材を紹介してもらえる点や、スムーズに選考活動を進められる点から転職エージェントサービスを活用することが一般的となっています。

まとめ

Webマーケティング業界は毎年高い成長を続けており、今後もこの傾向は続くと思われます。 業界の成長に伴い求人ニーズも増しており、電通・博報堂・サイバーエージェントなどの大手企業であっても、同業界での経験があれば比較的入社がしやすい状況にもなっています。

ただ、業務内容が多岐に渡り、細分化されているこの業界は入社後のミスマッチも起こりやすく業界分析と自己分析が非常に重要です。 マーケット・業態・職種・企業規模など様々な観点で分析を行い、自分に合っている企業をじっくり考えてみて下さい。

転職活動はどのように進めるかによって、成果が大きく変わってきます。特に初めて転職活動をする人や転職回数が少ない人はどのように転職活動を進めれば良いか迷うことも少なくないでしょう。 転職口コミサイトや転職エージェントの活用、効率的な転職活動のスケジュールの立て方などを参考に後悔の無い転職活動を進めて下さい!