未経験からウェブデザイナーに転職する方法!勉強方法や実際の業務を紹介

未経験からwebデザイナーになる方法は意外と簡単です。実際に未経験でも社内研修制度が整っておりしっかりと育てます!という求人は多くあります。

ただ実際の問題は、現在の仕事を辞めてそちらに切り替えるべきかどうかで迷うことが多いのではないでしょうか。

やりたいと思って仕事を辞めてwebデザイナーとして働き始めたけれど思っていたのと全然違っていた、、、そんなリスクを少しでも減らすため、まずはwebデザイナーの仕事について理解を深め、実際にどんな仕事をするのか学んでいきましょう。

webデザイナーの仕事と必要なスキルの学習方法

Webデザイナーの仕事はHPやバナーの制作。付随するパーツ画像の作成。LPと言われる1枚の商品説明ページの制作が中心です。

まずは発注主側の目的を理解しそれをどう制作物に表現するか全体の構成やデザインの方向性や制作体制、スケジュールを決めます。

この辺りは入社後に経験を重ねて身に着けていくスキルになるのでいきなり求められることは少ないでしょう。

次にそのプランに従ってデザインを作成していきます。デザインには多くの場合、専用ソフトのPhotoshopやillustratorを使用します。

操作方法自体は難しくなく勉強すれば誰でも身に着けられますが、操作方法を知っていると重宝がられます。自分で購入して勉強するのがお勧めですが、有料で少し高いのが難点です。

1年間限定使用で安く済ませる方法もあるので、勉強期間中のみ購入してみても良いかもしれません。

この2つのソフトを教える社会人向けスクール(学生も利用できますが)が多くありますが、結構な費用がかかるので、個人的には本を買っての独学で十分だと思っています。本屋に行けばそういった書籍がたくさんあります。

ソフトの操作方法を学んだ次に問題になるのは当然ですがデザインスキルです。恐らくここが最後まで最もハードルが高いポイントです。

デザインスキルは転職活動の際にポートフォリオ(自身の制作物集)として面接官にチェックされ、採用不採用の大きなポイントとなるため高めていきたいスキルになります。

はじめからデザインセンスが良い人は一定数存在しますが、殆どの人はそんなことはありません。デザインセンスは無くても勉強することでデザインスキルは伸ばすことができます。

そこでまずはデザインの基礎を知識として学んでいきましょう。お勧めの書籍はノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]です。

デザインをする上で知っておくべき知識が網羅されています。





デザインスキルを高めるには実際に制作物を作ってみるのが一番の近道です。

自分の気に入ったデザインを真似してみたりしてとにかく手を動かす機会を増やしましょう。

友人や知人経由で無料もしくは安価でデザインの仕事を請け負って制作物を作ってみるか、そういった話がなければクラウドソーシングのデザイン案件に応募してみるのも良い練習になります。





実際の業務でバナー制作の仕事は多く存在します。その理由はWEB広告においてバナーの切り替えは頻繁に行われ、多い案件では1週間以内で20~30本を全て入れ替えたりもします。

その為、デザインソフトが使用でき、多少のデザインスキルがあれば十分通用する仕事も存在します。

WEBディレクターなどからの指示を元に業務をこなすことが多いですが、多くのバナーを短期サイクルで効果のA/Bテストを行っていくため、色・使用画像・テキスト・配置などの要素を変えながら、最適なデザインのバナー短期間に大量生産できるビジネス的な能力も必要とされます。

デザインが出来上がったら次はwebサイト上にそれを表現するコーディングになります。

HTMLやCSSといったプログラミング言語の習得が必要となります。

プログラミングと聞くと難しそう!と身構えてしまいがちですが、プログラミング言語の中ではかなり簡単な部類に入るため、覚えれば誰でもできるようになります。

最も手っ取り早く学ぶ方法は、自分の気に入ったサイトを選び、右クリックでソースコードを表示し、それを真似して同じようなサイトを作成してみましょう。コードの記述にてTeraPadがお勧めです。インターネットで検索して無料でダウンロード可能です。

わからないコードをネットで検索して一つずつ意味を理解しながら3~4回繰り返しそのサイトを真似して作り続ければコードを覚えて何も見ないでもある程度のサイトを作ることができるようになります。

ただ体系的に必要な知識を網羅して学ぶことも重要なので、次に紹介する書籍などでも復習の意味で学ぶとより良いでしょう。





基本的にはこれまで紹介したような、案件を理解しての計画、デザインソフトを使ってのデザイン作業、コーディングを通してweb上に実装するというのが主な仕事の流れになります。

コーディングの習得期間は人にも依りますが、仮に1日3時間勉強するとしたら最短で1週間程度である程度マスターできる程度の難易度になります。

ただ、より表現力を高めたり、便利なwebサイトを作ろうとした時にはもっと学ばないといけない知識が出てきます。

その一つがJavascriptです。最近はCSSでも動的な表現などができるようになりましたが、飛び出すメニューや自動で切り替わるメイン画像など、ユーザーのアクションに応じて様々に切り替わる動作などはjQueryを始めとしたwebライブラリーを活用します。

元になるコードがweb上から取得でき、それらをコピペするだけである程度の表現は可能になりますが、自分のサイトに合うようにちょっとした修正を加える際にJavascriptの知識が必要になります。





次に重要なスキルがWord PressやBootcampなどのCMSツールと関連言語phpの習得です。

CMSとはContent Management Systemの略で、プログラミングができない人でも簡単に立派なHPが作れ、更新作業も楽に行えるツールで現在かなり普及しています。

このCMSもプログラミングは不要なのですが、小さな変更から大規模なカスタマイズまで実際の業務では必要とされる機会が多く、構造を理解した上でカスタマイズが行えるとかなり高いスキルとして評価されます。

まずは次に紹介する書籍などで勉強してみましょう。

これらを独学で進めることもできますが、お金に余裕があればスクールで質問もしながら網羅的に学習する方がモチベーションの維持や効率の観点からもお勧めです。

1カ月の短期集中型で、自習室に通って質問しながら学習する形式か自宅で質問しながら学習か選択できます。必要な最新知識がカリキュラムにまとまっているので短期間で技術を身に着けたい人にはおススメです。費用も13万円程度と通学制のグループレッスン形式のものと比べても1/3~1/2と安価です。

気になる方はまずは無料相談会に参加してみましょう。

実際の業務では大型のwebサイト制作以外にも商品紹介用の1枚ページのいわゆるLP(Landing Page)の仕事も多くあります。

1ページでその商品の購入を促し申込まで誘導する必要があり、ページの良し悪しで広告成果が大きく変わるため実力が試される作業になります。

魅力的なファーストビューの制作だけでなく、購入を促すボタンのデザインや配置、ユーザーの不安を払拭する評判や商品のメリットとその根拠などをどう表現するのか等、商品特性とユーザー心理を理解した上でデザインをしていく必要があります。

この作業もバナー制作同様、短期間での納品を求められることが多く、作業スピードも求められます。

webデザイナーになるための転職活動

先に紹介した内容を一通り自身で経験してみて、転職後に行う作業内容が理解できた上で転職を希望する場合は、一度実際に求人に応募してみるのが最も手っ取り早い方法です。

未経験であるため、始めから高い給料は望めませんが、未経験から教育制度も付いて月額額面で20万円前後と、最低限の暮らしはできる求人案件は数多く存在します。

面接では本人のやる気と現在のスキルや適性をチェックされます。これまで独学で勉強してきた内容やポートフォリオがあればそれらをアピールしましょう。

運よくそのまま採用されれば後は頑張るのみですが、採用されなかった場合は、今一度、先ほど紹介した勉強を継続し、ポートフォリオを充実させつつ転職活動を続けましょう。

実際の業務に勝る勉強は無いので、転職活動と勉強を並行で進めることをお勧めします。週に3案件程応募して、2~3日転職活動、転職活動の日も半分は勉強にあて、その他の日は終日勉強というスケジュールです。

現在、他の仕事をしている場合はそうはいかないので、勉強に集中した後に転職活動を進めると良いでしょう。

未経験の人は特に転職活動を1人で進めるのは不安が多く、失敗するリスクも高いため、無料で利用できる転職エージェントの利用がお勧めです。

特に業界専門の転職エージェントのマスメディアンであれば、実際に働く際の様々な疑問やポートフォリオ作成のアドバイスなどもくれるためおススメです。保有する求人数も一般に公開されているサイトより多いです。

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就職後のキャリアステップ

なんとか就職してしまえば、業務を通じてスキルアップをしていくことができます。

また需要は多いため経験者は転職もしやすく新たなスキルを身に着けることもできます。

デザインスキルやクライアントのニーズを的確にデザインを通じて解決するビジネススキルが高くなれば、部下の作った制作物のチェックやプランニング等のより上流工程をこなす立場にステップアップできます。

その他、事業会社の専属デザイナーなども多くのデザイナーが目指す転職先ですが、始めは決して高くない給料も、高い技術を身に着けるにつれて上げていくことができます。

またデザイン賞などを受賞することができると、大手デザイン会社や広告代理店などへの転職も可能となり更なる給料アップも可能となってきます。

好きを仕事にする人気の職種、webデザイナー。決して未経験からでも不可能ではないため、強い希望を持っている方はできる努力からはじめてみてはいかがでしょうか。