国内市場が少子化の影響もあり伸び悩む中、多くの企業が海外進出を事業戦略の重要方針として取り組みを強化しています。
インターネットを活用し、国内にいながら海外進出を目指せたら!そんな希望を持つ企業を支援する海外マーケティング支援が成長著しいデジタルマーケティング業界の中で注目を集めています。
今回は、海外マーケティングを主にデジタルマーケティングスキルを活用し支援する専門の企業をご紹介します。
海外マーケティング支援企業-設立年ランキング-
No | 企業名 | 設立年 |
---|---|---|
1 | ケー・アンド・エル | 1963年 |
2 | Artisan Crew | 2001年 |
3 | インフォキュービック・ジャパン | 2007年 |
4 | フェネトルパートナーズ | 2008年 |
5 | ジャパンコンサルティング | 2009年 |
6 | iNTO(イントゥ) | 2010年 |
7 | アドジャポン | 2012年 |
8 | ジェイグラブ | 2010年 |
9 | TTU | 2013年 |
10 | Vpon JAPAN | 2014年 |
11 | トゥルーコンサルティング | 2014年 |
12 | LIFE PEPPER | 2014年 |
13 | 世界へボカン | 2014年 |
14 | SP | 2015年 |
15 | 人々 | 2015年 |
16 | Fun Japan Communications | 2016年 |
17 | AnyMindグループ | 2016年 |
18 | JC Connect(ジェーシーコネクト) | 2016年 |
19 | Zo Digital Japan | 2016年 |
20 | ポインツジャパン | 2016年 |
21 | BeeCruise | 2017年 |
22 | タッグクロスマーケティング | 2022年 |
23 | HATAGO CONSULTING | 不明 |
– | NHN JAPAN | ー |
– | フルスピード | ー |
– | メンバーズ | ー |
– | ワンスター | ー |
– | アドウェイズ | ー |
– | インタースペース | ー |
– | アイレップ | ー |
– | GENIEE(ジーニー) |
※1位~13位は越境EC専業で設立年月日基準。それ以降は国内支援中心のマーケティング会社の一事業として越境ECを支援。
ケー・アンド・エル
1963年設立と他の海外マーケティング企業と比べて抜群に長い歴史を持っている会社です。従業員は約100名を抱え、日本だけでなく、オランダ・シンガポール・中国・インド・ベルギー・香港に支社があります。
企業ブランディングに強みがあり、動画やWEBサイトを始めとした多言語クリエイティブ制作やSNSアカウント運用を提供しています。
クライアントには大手企業が多く、旭化成・NIKON・JAL・YAMAHA・三菱電機などのナショナルクライアントを中心に支援を行っています。
Artisan Crew
アメリカのロサンゼルスから日本語の話せるコンサルタントがWebを中心にマーケティング支援を提供しています。
アメリカ進出において現地にいる点が強みとなります。アメリカの消費者の状況や最新のWebマーケティング手法などを熟知し、現地競合企業に負けないプロモーションができるよう支援してくれます。
インフォキュービック・ジャパン
海外Webマーケティングに特化した広告代理店の大手。社内に多くの国籍の社員が在籍しており、多言語Webサイト制作・SNSアカウント運用・Webプロモーションに強みがあります。欧米だけでなく、中国本土や東南アジアも含めた対応が可能。
海外Webマーケティング特化型の企業内では比較的高い売上高を誇り、2019年で22憶円以上の売上を上げている。クライアントは大手から中堅企業が多く、高島屋・JTB・京セラ・東レ・藤田観光・文教大学などの支援実績あり。
フェネトルパートナーズ
Webマーケティングというよりは、海外現地に現地法人を設立する際のコンサルティング全般を手掛けています。
現地の市場調査から、海外販路開拓、営業代行、貿易業務代行、海外人材育成などが主な提供サービスとなっています。
エリアは中国、北米、インド、ヨーロッパ、東南アジア、南米と多岐にわたります。
iNTO(イントゥ)
日本本社に加え、香港、台湾に支社を持っており、インバウンドマーケティングに強みがあります。海外インフルエンサーの活用、海外OTAマーケティング・SNS運用などを提供しています。
明治・JFOOD・塚田農場・地方自治体などの食品関連のプロモーション実績多数。
ジェイグラブ
MagentoやShopifyを活用した越境ECサイトの構築や海外ECモールを活用したマーケティング支援を提供しています。
クライアント実績は東京都・福島県などの地方自治体を始め、数多くの中小企業が中心です。
越境ECセミナーを頻繁に開催しているため、興味のある方は企業HPよりご確認下さい。
トゥルーコンサルティング
ECサイトの経営コンサルティングに強みがあります。市場調査から、商品開発、ECモール活用、自社EC、Webプロモーション、物流支援、EC運用支援まで越境ECに関わる全ての領域のコンサルティングが可能です。
ECコンサルティングに定評のある船井総研のTOPコンサルタント複数名により立上げられています。
食品・健康食品・コスメ・スポーツ用品などを中心に様々な業種で実績を上げています。
タッグクロスマーケティング
WEB広告支援を中心とした越境EC支援に強みがある。特にWEB広告の運用力は高く、Google広告やMeta広告の運用依頼先としてお勧めできる。また海外アフィリエイトの支援も可能。SEOやSNS、サイト改善含めたトータルなECコンサルティングが可能。興味のある方はタッグクロスマーケティングのHPをご確認ください。
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国内のマーケティングとの違い
基本的には国内で提供されるweb広告のサービスと同じですが国によって違いは当然ですが国ごとに違う言葉になります。
多くの場合、社内に海外のスタッフを抱えていますが。特殊なエリアなどは外注サービスを活用して対応します。
また言語と同様に重要なのが現地の市場調査になります。国によってサイトや広告のクリエイティブに流行も大きくことなり、日本国内で良いとされているデザインが海外では効果が悪いということも多々あります。
更に利用されやすいWEBサービスが異なったりと、現地のリサーチをしっかりと行うことが重要となります。この際も、インターネットを通じて調べることもできますが、現地人の協力を得た方が効果的なため、ここでも外国人スタッフや外注の力を借りることになります。
海外マーケティングのメインはGoogle広告とFacebook広告
各社が基本としているサービスはGoogle広告やFacebook広告です。
この2つの媒体は世界で広く活用されていることがその要因です。
その国によって利用できる機能が日本国内と異なるなどの差はありますが、基本的には国内と同じ感覚で運用できます。
問題は広告文やバナー、動画などを現地の言葉で作成する必要があり、ターゲティング等も現地に詳しい方がより効果的に行うことができます。
その為、外注もしくは外国人スタッフと連携しつつ広告物の作成やターゲティングを行っていく必要があります。
外国人スタッフと連携を取る上である程度、英語が話せることが望まれます。もっと言うと中国語やタイ語、ベトナム語などの言語を話すことができるとかなり大きな強みとなります。
海外向けサイト構築やSEOの需要も高い
インターネット上でビジネスを行う上で必須のウェブサイト。ただ海外向けのサイトを用意している企業は非常に少なく、用意していたとしても質に問題があったりする場合がほとんどです。
その為、そもそものサイトの構築や改善から着手し、集客施策のSEOに力を入れることが重要になります。
ここでも必要とされるスキルは現地人に受け入れやすいサイト構築の為の言語力と現地のリサーチとなります。
海外ECサイト構築や海外ショッピングモールへの出店支援
海外向けのサイトが出来上がった場合、サイト上で購入ができるようショッピング機能を備える必要があります。その為には国際決済の機能を備える必要もでてきます。
更に、自社サイト上だけでなく、国内の楽天市場のような現地のショッピングモールへの出店を支援し、更なる売り上げアップを目指すことも行われている。
貿易業務代行・営業販路開拓・人材育成支援なども支援
Webマーケティング以外のビジネスの基盤ともいれる部分も一から支援して組み立てていく必要がある。
商品が売れた際にそれをどう海外のユーザーまで届けるかという物流面の整備が必要となるため、貿易の法的な手続きから、輸送経路の確立を支援する必要がある。貿易の実務に携わっていた人はそのスキルを活かせるだろう。
また現地でのオンライン以外の営業販路として営業代理店の開拓や商品を扱ってもらえる小売り店との提携なども支援が求められるケースも多い。現地企業との元からの関係性が無い場合などは一から開拓するため、海外出張なども必要になってくる。重要な国には支店を開設している海外支援会社もある。
最後に、クライアントの現地で働く社員の採用や教育を支援することもある。現地の採用メディアを活用し、採用した人材を現地の文化も理解しつつ教育していく。時には日本に研修という形で呼び、業務を積ませた後に現地に返すなどの試みも行われている。
まとめ
成長著しいデジタルマーケティングの中で更に注目されている海外マーケティング。 英語を始めとした語学力がベースとして求められるが、ある程度のコミュニケーションが取れれば仕事を行うことはでき、あとは現地をどれだけ深く理解するかということや、初めて直面する様々なビジネス課題をどう解決するかという問題解決能力となる。
海外駐在や海外出張、様々な国の人との交流の中で仕事が行える刺激的な分野に興味がある人は、積極採用中な企業が多いため転職を考えてみるのも良いでしょう。
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