webマーケティング職への転職活動の進め方や業界研究の方法

未経験WEBマーケティング業界への転職経験者が考える転職活動のポイント

どのような転職活動を行うかは人によって様々だが、多くの人が共通して経験する転職活動の課題がいくつかある。 例えば、転職活動の目的や転職に求める条件の優先順位を明確にしていなかったために、転職後に後悔をし始めたり、 内定を得たが数社しか受けなかったために、他にもっと良い転職先があるのでは??と納得しないままに 転職先を決めてしまう等の課題だ。

そもそも、自分が良い企業から内定が貰えないだろうと転職活動をする前から諦めてしまうこともあるかもしれない。 それらの課題は事前に対策をとることで解決でき、転職活動終了後に後悔を残さない、満足のいく転職活動を行うことができる。 後悔しない転職活動において重要なことは、事前に転職の目的や転職先に求める優先順位を明確にした上で、できるだけ多くの企業を検討した上で、志望する企業複数から 同時期に内定を得て比較検討し、より良い条件の企業を選ぶという方法である。

転職活動はポイントを守って計画的に進めることで、成功する確率を上げることができ、より良い企業へ転職できる可能性も高くなる。 実際、私自身も業界未経験から大手WEB広告代理店への転職を成功させ、しかも年収は下がると言われていた中で年収を上げて転職を成功させることができた。 今回は、そんな私自身の経験から転職活動を準備期間・助走期間・ラストスパートの3つの期間に分けて各時期に必要なことをまとめてみた。

転職活動は現職で働きながら行う場合が多く、肉体的にも精神的にも負担に感じることが多くある。 なので期間は短くて3ヶ月、長くて5ヶ月くらいを目安に活動することをお勧めする。

準備期間(自己分析など)

いわゆる自己分析やここで説明しているスケジュールを立てる作業、そして転職エージェントへの登録などをする期間。今後の転職活動の成果を分ける重要な作業となるため2週間前後の時間をかけてじっくり取り組もう。

  1. 転職する目的を明確化し、転職すべきかどうかを判断する
  2. 転職先の条件として重視することに優先順位を付ける
  3. 転職エージェントに登録し相談する
  4. 理想像とそのキャリアパスをイメージする
  5. 大まかなスケジュールを立てる

転職する目的を明確化し、転職すべきかどうかを判断する

まず第一にすべきことは、転職するべきか、会社に残るべきか。 残るとしてもいつまで残るかということを考えることだろう。

明確な転職の目標がなく、なんとなく現状の仕事が嫌だから辞める、人間関係に悩んで辞める等のネガティブな理由での転職は極力さけるべきだろう。 今の職場でやり残したことがあると感じている場合や、転職した前後のことを考えた際に残った方が 良いのではないかという迷いがある場合も転職後に後悔する可能性が高い。

逆に、転職して実現したい明確な目標がある、現状の仕事はやりきって次のステージに進みたい などの場合には転職に向けて準備を始めて問題ないだろう。

転職未経験者からすると転職は未知の体験であり、必要以上にリスクを感じ転職できずにいる人も多くいる。しかし、転職はしっかりと転職先を吟味して進めればリスクを最小に減らし、転職によるメリットを多く受けることができる。多くの人が転職を3回程度はしている現代社会においては必要以上に転職自体を恐れる必要はないだろう。

転職先の条件として重視することに優先順位を付ける

転職すると決めたら、その目的にそって転職先に求める条件に優先順位をつけよう。 すべての条件に当てはまる理想の転職先はなかなか見つからない。 例えば以下のように、「絶対に妥協できない条件」・「重視したい条件」・「妥協できるこだわらない条件」に割り振ってみよう。

【例】
-転職先に求める条件の例 ・求めるスキルが学べる
・年収アップ
・残業ナシ
・大手企業
・役職を維持できる
・同年代が多い社風
・勤務地が現住所と近い近い

※これらを全て満たす転職先を探すのは非常に難しいので、優先度を付ける必要がある。

-妥協できない条件
・○○のスキルが身につけられる
・勤務地が○○エリア

-重視したい条件
・給料が現在より下がらないこと
・社風など一緒に働くメンバー

-妥協できるこだわらない条件
・会社の知名度や規模
・役職

転職エージェントへの相談

これまで説明してきた作業を行う上で、強い味方となるのが、転職エージェントとなる。 一人で考えるよりも誰かに相談しながら進めることでより考えがまとまりやすくなることもある。 また多くの転職支援の経験から様々なアドバイスをくれるので、考える際の視点や他の人の情報も 参考にしながら考えることができる。

実際の転職活動も転職エージェントから案件を紹介してもら方法が現在の主流となっている。 共に自己分析をし、転職の目的や転職先の条件の優先順位を考え、もしくはその結果を伝え 更に考えを深めるなどの質の高い転職活動が転職エージェントの活用で可能となる。 その他にも準備期間に必ず取り組まなければならない、業界研究や企業研究、 履歴書や職務経歴書の作成アドバイスや面接対策もサポートしてくれる。

しかもそれらのサービスを無料で受けることができる。(転職エージェントは入社が決まった際にその企業から報酬を受け取る)

転職エージェントには一般サイトには公開されていない非公開求人が多くある。サイトに掲載すると求人が集まり過ぎるため、エージェント経由で本当に条件に合う人だけを選考したい等の企業側の思惑がある。 その中には優良な求人が多く、その数は公開求人数の2倍以上になる。

更に自分では取り組みにくい給料交渉なども代わりに行ってくれるため、転職エージェントを活用しないことは、それだけで大きなハンデを背負っての転職活動となると言っても過言ではない。

転職エージェントはデジタルマーケティング業界を目指すのであれば、 まずは業界特化のマスメディアンには登録しよう。 その上で、全業界に対応しており、高いコンサルティング能力で自己分析をサポートしてくれる、 リクルートエージェントへの登録し、2つのエージェントから別の視点でアドバイスを受ける方法をお勧めする。
デジタルマーケティング・インターネット広告業界への転職にお勧めの転職エージェントはこちら。

理想像とそのキャリアパスをイメージする

将来、自分がどうなりたいのか、なかなかイメージできないことも多い。 WEB広告業界への転職を考えた際に考えられる主なキャリアパスの事例を幾つか紹介する。 転職エージェントに相談する際に、考えがまとまっていれば、現状考えている理想のキャリアプランとして伝えてみると良い。

  • 特定の分野のスペシャリスト
  • クライアントの課題を解決するWEB広告の総合プランナー(営業)
  • WEB広告以外も含めた総合代理店の営業
  • WEB広告を学んだ後、クライアント側のデジタルマーケティング担当へ
  • 語学力を活かし外資系の代理店や海外マーケティング支援の企業へ転職
  • WEBマーケティングの知識を活かして独立する

転職をする際には最終的に目指すべき姿をイメージすることがも非常に重要になる。ただ業界未経験者や若手などはなりたい姿をイメージするのが困難な場合が多いだろう。

明確には描けないまでも常にそのことは継続的に考えることで、自身のキャリアの連続性を確保することができる。キャリアに一貫性があれば複数回の転職も自身の強味になるが、逆に一貫性がなければ転職を繰り返す飽きやすい人と見られてしまうだろう。

大まかなスケジュールを立てる

準備期間の2週間の間に、これまで説明してきたことのスケジューリングだけでなく、この後の助走期間やラストスパートを 含んだスケジュールを立て、おおよその終了日を決めよう。

助走期間は約1-2ヶ月、ラストスパートは1ヶ月弱見ると良いだろう。 スケジュールを立てることで、短期間のやる気を持続させることができ、転職活動を計画的に進めることができる。

助走期間(企業面接を開始)

企業面接を開始

準備期間が終わったら、いよいよ企業の面接を受けていこう。 面接は登録した転職エージェントがアポイントの調整をしてくれたり求人案件の詳細や面接で見られるポイントを事前に情報提供してくれるので、在職中の仕事が忙しい中でもスムーズに進めることができるだろう。

期間は人に依るが、行きたい業界と企業が明確になるまでの約1ヶ月〜2ヶ月間を目安とすると良いだろう。その際、大切なことを次にまとめてみた。

  1. 対象を絞り過ぎず気になったら積極的に面接を受ける
  2. 志望する分野の第三希望以下から受ける
  3. 視野を広げるため少し違った視点でも転職活動を進めてみる

詳細を順番に説明していこう。

対象を絞り過ぎず気になったら積極的に面接を受ける

面接をすること自体にリスクはないので、気になったら積極的に面接を受けよう。

実際に面接を進めるなかで、その業界で働いている人に質問をすることもできるので、 新たな発見があり、新たな業界に興味を持ったり、逆に迷っていた志望業界を絞ることができる。 はじめに絞り過ぎてしまうと、後々もう少し多くの企業を見ておけばよかったと後悔する 可能性が高いので、できるだけ多くの企業を見るようにしよう。

またここで多くの業界を見ることは、志望業界の面接でも大きな武器になる。面接ではどの企業でも自社への志望動機を聴いてくる。その際に他の業界や企業と比較して志望動機を述べることができれば大きなアピールとなる。(企業は採用後に短期間で辞められることを恐れているため、転職先が自社でなければならない必然性を高く評価する)

志望する分野の第三希望以下から受ける

転職活動開始当初はできるだけ、志望度の一番手、二番手は避けた方が良い。 なぜなら志望動機が不明確であったり、面接スキルが低い場合が多いからだ。

十分な準備ができていない中で第一志望を受けて失敗してしまうのは非常にもったいない。 逆に面接を重ねていく中で、企業のニーズにあった自己PRができるようになり 転職エージェントからのアドバイスで面接突破力を向上させることができる。 

志望度の高い企業は、明確に志望業界や企業が決まった後の次に説明するラストスパート期に 受けるようにしよう。

少し違った視点で転職活動を進めてみる

転職活動を進める上で、より視野を広げてみたい場合には別の転職エージェントを追加してみることをお勧めする。

例えばIT業界に強いワークポートに登録し別の視点からの求人案件を紹介してもらおう。 当然、企業によって保有する求人は異なるので思わぬ優良企業に出会えるかもしれない。

面接前の作戦立てと振り返りで面接突破力をアップさせる

幾つかの企業面接を受ける中で自然と場慣れし緊張しなくなってくる。 またデジタルマーケティング業界の知識が貯まってきたり、自己PRもスムーズに魅力的に話せるように なり面接力は向上してくる。

ただ、更に面接突破力を高め、第一希望の企業に入社するために取り組んだ方が良いことが 事前の作戦立てと面接後の振り返りだ。

事前の作戦立てでは幾つかある自分の強みの内、どこを話すとより面接担当者に魅力的に映るのかを考える。

営業職であれば「素早く対応できるフットワークの軽さ」をアピールした方が良いのか、ネット広告運用担当であれば 「細かさや分析の経験」なのか、20代であれば「素直に謙虚に学ぶ姿勢」、30代であれば「マネジメントの経験」などが考えられる。 そして面接後の振り返りでは、面接官の反応や合否の結果などからどのポイントが面接官により響いていたかを考える。 そして次回以降はその経験を活かし、話すポイントを変えたり、同じポイントでも話方を変えてより相手に響く話し方に改善していく。

また面接で必ず訊かれる、デジタルマーケティング業界を希望する理由やその会社・職種を目指す理由もどんどん改善させ「それであれば、他の 業界や会社でも別に良いのではないか?」と思わせないよう話していく必要がある。

業界知識も付き、志望する働き方が明確になり、 相手企業に響く自己PRがうまくできるようになったら次はいよいよラストスパートで第一希望の企業面接へと進んでいこう。

ラストスパート(希望企業から内定を得る)

内定を得る

志望業界や企業が絞れた段階でいよいよラストスパートをかけて志望する企業群から複数の内定を取りに行く。

1つの企業から内定を得ると通常、1〜2週間でその企業へ行くかどうかの決定を迫られる。 幾つか志望度が高い企業があるにも関わらず、先に面接を受けた企業から内定が出て決断を迫られ、迷いながらも入社を決めてしまい後悔が残ることがある。

そうならないためにも、志望先が絞れたら、条件に当てはまる企業複数の面接を同時並行で進めよう。限度はあるができるだけ多くの企業を受けることをオススメする。

そのためには該当する求人を紹介してくれそうな転職エージェントを追加する必要もでてくる。多くの面接を同時で進めたい際に追加する転職エージェントはDODA だ。複数の担当者がつくこともあり、求人紹介のペースが非常に早いのが特徴となる。

複数の企業から同時期に内定をとることで、より自分の希望に沿う企業を選ぶことができるし、 転職エージェントを通じて、複数から内定を得ていることが企業に伝われば、企業側も 自社をえらんでもらうために給料面などより良い条件を提示してくる可能性が高くなる。

この段階では、希望する企業の見極めもできており、書類選考や面接の対策も進んでいるはずなので、 以前よりも応募して1~2選考まで進む確率は高くなっていることが望ましい。 それでも最低6~8社程は同時に選考を進めていきたい。朝の早い時間や夜の時間帯だけでなく、有給を使って1日に5社の面接を受けるなど、集中的に面接を受けて行こう。
最後に転職が決まった後は、現在の職場にそのことを伝え、引き継ぎ作業などの退職手続きなどを行う必要がる。 初めての転職の場合には、どうして良いかわからないことも多々あると思うが、その際も転職エージェントのアドバイスを受けながら進めることでスムーズに退職手続きを進めることができるだろう。

特に転職が決まった後の引き継ぎなどの対応の際にやめる会社に悪い印象を与えてしまうと、 その後の関係性が悪くなり貴重な人脈を失う結果になってしまう。逆に引き継ぎ時の対応が丁寧であれば、 やめた後でもその会社と連絡を取ることができる友好な関係を継続でき仕事上でも有意義な貴重な人脈の一つとすることができるだろう。 有給の消化をどれくらいするか、どういうスケジュールで引き継ぐかは転職エージェントのアドバイスを参考にしつつ、 後々のことを考え、自分の都合だけを優先しないように立つ鳥後を濁さずの精神で望もう。 最後に今後も定期的に自分のキャリアを見直していく際にお世話になるであろう、今回お世話になった転職エージェント各社にお礼と転職活動終了の報告を忘れないようにしよう。

先に紹介した転職エージェントの他、デジタルマーケティング業界への転職に使える転職エージェントを最後に紹介します。

インターネット広告・デジタルマーケティング業界への転職におすすめの転職エージェントを紹介!!

マスメディアン

デジタルマーケティング・WEB広告業界を目指すならまずは登録すべき広告・WEB・マスコミ業界に特化した専門の転職エージェント

対応エリア強み
全国対応(東京・大阪・名古屋・福岡・金沢・オンライン)広告業界特化

広告業界に特化した転職エージェント。WEB広告の案件も豊富に抱えており、業界に詳しい転職エージェントが一から丁寧に教えてくれ、業界未経験者にとっては非常に強い味方となる。一概にWEB広告と言っても仕事内容は会社によって大きく異なり、転職したが思っていたことと違っていたという失敗に陥らないためにもより詳しい転職エージェントに相談する必要がある。

最近では、インハウス求人(一般企業の宣伝、広報、マーケティング、デジタル・Web、クリエイティブ部門の求人)も増加している。

エリアも東京・名古屋・大阪・福岡・金沢と全国の主要都市に対応している。面談に行くと専門情報誌の「宣伝会議」が1冊貰える特典も。

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レバテック

IT/Web系のエンジニア特化の転職エージェント

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