具体的な企業の面接を受けることが決まったら事前に行う面接対策についてまとめてみる。
面接では業界や職種を問わずいつも聞かれる内容やインターネット広告業界特有の重要視されるポイントについて解説する。
企業や職種について調べる
まずは面接を受ける企業と応募職種について徹底的に調べよう。事前に企業情報をよく調べることで、話す内容や質問内容の質が高まる。
情報源は企業HPや転職サイト掲載の情報などのインターネット上にある情報で良い。 口コミサイトの情報もある程度は参考になるが、人によってはネガティブな側面が強調されすぎていることも 多いので参考程度にしておこう。
他には不明な点があれば求人を紹介してくれた、転職エージェントに質問してみよう。
求める人物像について仮説を立てる
下調べした情報をもとに自分の経歴からどの点を伝えれば採用につながるかをイメージしてみる。
求人情報には通常、求める人物像が記載してあり、主体的に考えて動ける・営業目標への達成意欲が高い・論理的に考え行動できるなどと 記載されていることく、それらに対応する自身の経歴は当然伝えるべきだが、更に一歩踏み込んで考えてみることが重要である。
例えば、その職種において主体的に考えて動けるとはどういうことなのか考えてみると良い。デジタルマーケティング業界においては、 大きな案件になるほど各分野の専門職の人が多数で協力して仕事を進めていくため、自分一人で何かを成し遂げた、という経験より、 感じた課題から問題提起をし多くの人をまとめながら課題を解決した経歴の方がより採用する側には効果的だろう。
自己PRは多く言えば良いというものではなく、多すぎると逆に強調したい点が伝わらないばかりか、 まとまりがないと感じとられることにも繋がる可能性があるため、企業の求める人物像に合う自己PRに絞るようにしよう。
志望動機を明確にする
下調べした情報をもとにできるだけ具体的に、何故その企業を志望するのか、入社後にどんなことをしたいのかを整理しておこう。
志望動機はその企業でしか実現できない内容であることが望まれる。志望動機が曖昧で、他の企業でも実現できろうな内容であれば、 単純に動機が曖昧と思われるだけでなく、入社後も嫌なことや他のオファーがあれば別の企業へ転職してしまうのではないかという 疑念にもつながり採用を見送られてしまう可能性が増えるだろう。転職活動では、新卒採用と比べ、 採用してもすぐにまた転職を繰り替えす可能性が高いので、そう思われないようより具体的でその企業でないといけないという 志望動機が求められる。
例えば、今後成長が見込まれるFacebook広告を学びクライアントの課題を解決していきたいと考えたとしよう。ただ、 Facebook広告を運用している企業であれば複数あるため、その企業を志望する動機としてはやや弱い。 そこで別の視点で大手クライアントを相手にしたいと言った点や経営理念や評価制度などから、 その企業でなければいけない理由を語れると良い。
そうは言っても、下調べだけではわからない部分もあるので、最終面接などでは控えた方が良いかもしれないが、 一次面接の際に質問してみるのも良いだろう。
転職する理由
何故、現(前)職を辞めるのか、何故今のタイミングなのかを事前に明確にしておこう。
辞める理由がネガティブな理由で、人間関係の問題など転職先の企業でも起こりうる内容であれば採用する側としては見送る可能性が高くなる。 できればポジティブな理由で、前職でできることはやりきったから等の理由が望ましい。
例えば人間関係が理由で辞める場合でも、例えば「上司に相談して改善しようとしたり、部署移動を願い出たが問題が解決しなかった。」等、できるだけの改善を試みたが問題が解決しなかったので転職することにした等が説明すれば、ネガティブな印象は少なくなる。
理想は「その企業の業務に今、チャレンジしたい」などの理由だろう。
自分の弱み・欠点は何か?
最も回答が難しい質問の一つになるこの質問だが、採用する側からすると気になる点でもある。
よくある回答としては、「一つのことに集中しすぎると、他のことに手が回らなくなる」等だろう。 これは他のことが疎かになる反面、特定のことに高い集中力を発揮するという良い点も含んでいるので、 「今後は優先順位を付けて、バランスよく取り組んで行きたい」などと締めくくれば大きな原点にはならないだろう。
ここも下調べから何を伝えるべきか、そして何を伝えてはいけないかということが見えてくることがある。 例えば、慎重さを求められる職種において丁寧さに欠ける点を伝えてしまうと不採用となる可能性が高いだろう。
繰り返し3回以上「何故?」と掘り下げてみる
採用側はこれまで述べてきた内容以外にも気になる点に関しては、こちらの回答内容に対して、 でもそれって何故ですか?と質問してくることがよくある。これはよくある模範回答を真似ているだけではないかチェックする意味や 単純にもっと深く聞いてみたいと思われているため出てくる質問だが、その際に答えられないと考えが浅いと不採用になる可能性が高いだろう。
志望動機は大手のクライアントを相手にしたい。その理由は予算の制限が少なく、様々な広告手法を試せる。その理由は学べる範囲が広がるからで、より自分の成長に繋がるから。などできるだけ多くの繰り返しの何故?に対応できるようにしておこう。
デジタルマーケティング業界で特に重要な点
デジタルマーケティング業界で特に求められることは、課題解決のためにPDCAを回した経歴を、 できるだけ具体的な数値とともに伝え、自身の論理的思考能力を伝えることだろう。
感情論や体力的に厳しいことに耐えたという点も評価されないわけではないが、論理的思考力をいつも見られていると 考えて方が良い。面接官も極端な論理的思考な場合もあり文脈から当然わかるだろうと通常省略するような説明も都度する必要があったりする。 自身の組み立てた面接対策を今一度チェックし、論理的に矛盾がないか確認し、スムーズに話ができるか事前練習を重ねてから面接に望むことが重要である。その他にも、デジタルマーケティング業界についての理解も重要となる。業界にはどのような仕事があり、志望希望はその中でどのような立ち位置にいるのかはできるだけ理解しておこう。
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