Web広告代理店で派遣や契約社員としての働き方。メリットやデメリットを解説。

Web広告代理店では、派遣や契約社員という雇用形態で働く方が多くいます。

働き方の多様化が叫ばれる中、正社員以外の働き方として、メリットとデメリットがありますが、多くの人にとっては安定しない等のデメリットばかりが目立つのではないでしょうか?

この記事では、派遣や契約社員で働く人の声を紹介したり、メリットやデメリットについて整理してみます。

契約社員や派遣社員の業務内容とは?

契約社員や派遣社員の人が担当する業務の特徴は以下の通りです。


  • やり方が整理された定型作業が多い
  • 定型作業以外でも上司の指示により個別作業を行っていくことが多い
  • 全体を管理するなどプロジェクトの責任を任せられることは少ない

基本的には定型作業が中心で、誰かの指示に従って個別のタスクをこなすことが中心のため、重い責任を負うことは稀です。

別の言い方をするとアシスタント業務が中心となります。

次に職種別の具体的な業務例を紹介していきます。

マーケティングアシスタント

  • レポート作成
  • 請求書の入力
  • サイト修正箇所のチェック
  • Web広告媒体への入稿作業

エクセル等を活用した定型作業が中心になります。

慣れてくると対応できる業務量も多くなるので、どれだけ正確に短時間で多くの業務をこなせるかが腕の見せ所となります。

クライアント側との折衝やマーケティング戦略を考える等の作業は少なく、事務作業を中心にこなしていきたい人に向いています。

デザイナー

  • 画像のトリミング
  • 指示書に従って広告バナーを作成、リサイズ
  • 修正内容が反映されているかのダブルチェック
  • 指示書に従ってサイトやLPの修正

デザインの戦略を考えたり、スケジュールを組んだりといった作業以外の実務が作業の中心となります。

より上流工程に携わりたい人には物足りないかもしれませんが、初心者のスキルアップや、デザイン作業に特化したい人には働きやすい環境でもあります。

エンジニア

  • 指示書に従ってコードを作成・修正
  • プログラムのエラーの原因究明や修正

全体のシステム設計などは一緒に動くプロジェクトマネージャーが管理し、指示に従って、エンジニアとしてのスキルを提供し課題の解決にあたります。

契約社員や派遣社員の声を紹介

ひとつの会社に属さず派遣社員として、業務の一翼を担う仕事もいいなと考える人も多いことでしょう。

正社員は会社に守られている分、できることも限られますが、派遣はそれこそ実力勝負。「派遣」という生き方を問うテレビドラマもあるほどですが、果たして実際、派遣社員として働いている人たちは現場でどのように感じているのでしょうか。その声を拾ってみました。

ネガティブな意見

◆給料はまあまあだけど、将来が不安すぎ。2ヶ月更新はドキドキする


コレ、もっともその実状を顕著に表していますよね。それなりに仕事に対する対価は高いけれど、先の保証がないということ。わかりやすいです。将来に備えるのは、会社任せではなく自分自身でというスタイルですね。しかも契約更新期間も短い。要か不要かの判断も明らかです。たしかにドキドキものです。

◆派遣ってのもあって、電車で2時間の距離でも交通費さえ出ない


派遣社員って交通費出ないのが一般的なんでしょうか。普通のアルバイト募集でも交通費支給と書いてあるのを見かけますが。。「派遣」という字の如く会社から会社へ人を遣るのですから移動のためのお金は派遣会社が当然負担するものと思っていましたが、、かなり辛い現実ですね。交通費がでない、どうせ派遣だしと卑屈になっている声、けっこう多かったです。

◆ボーナス少しでもいいから欲しい。この時期になると結構辛い。


交通費と並んで、支給なしなのはボーナスも同じ。特に正社員に混ざり、正社員並に仕事をする派遣社員にとっては、ボーナス時期ほど、正社員との格差を否が応でも感じることになるでしょう。仕事ができずとも会社に守られている正社員のそばで、それ以上の仕事をする派遣社員なら、この点においてはどんどんストレスがたまっていきそうですよね。

◆派遣は人間扱いされない


ズバリこんな悲しい発言も多々ありました。良くも悪くもです。割り切るしかありませんよね
派遣だからこそのメリットといえば、コレに尽きます

ポジティブな意見

◆いつでも辞めて次に行ける


そう、しがらみがない。嫌なら辞めて次に行けばいい。デキる派遣社員は、いつの間にか正社員並の責任を任されしまいそうになるようですが、あくまで自分は自分、派遣以上の仕事をするつもりもなく、会社自体にはなんの義理を感じる必要もなく、人間関係自体、築く必要もなしと割り切って考える人も多いようです。しがらみがないのは案外強いもんなんですよね

と言いつつ、女性の場合はこんな人もいます

◆大企業に派遣で働きに行って、正社員と結婚するのが勝ち組?


勉強ばかりして女性経験もないまま大手企業に入った男性社員が、年上の派遣社員と結婚しがちという声もあるほど。これはこれで面白いですね。
実際、某派遣会社の説明会で「派遣先は大手企業が多いので結婚相手を見つけるために弊社に入られる方もいます」と担当者が自信満々に会社案内をしていたのだとか。笑えます。

◆電通や博報堂等の大手広告代理店も契約社員として採用される可能性が高い。

電博などの大手広告代理店に中途採用で正社員で入社するのはかなりの狭き道です。ただ、契約社員としてであれば、年間を通じて求人がでていることも多く、採用される可能性もかなり高まります。正社員と全く同じ業務ではないとしても、彼らと一緒に働くチャンスを通じで大きな成長を得ることができると思うとそれも悪くないかなと思う。

◆子育てや介護をしながらなので週3勤務や時短勤務ができて助かる。

家庭の事情でフルタイムで働けない場合は、これらの働き方を選択するしかありません。これまでは主婦を中心にこれらの働き方をする方が一般的でしたが、女性の社会進出も進み、逆に男性がこのような働き方をする人も少しずつ増えてきているようです。

◆自分の会社を経営しつつ、週3で他の会社へ勤務

自分の会社の社長として働きつつ、他の会社で時間を制限して働くという人も増えてきています。法律上、これは問題ありませんし、自分の会社を始めたばかりでまだ1本では収益が十分ではない場合や、一時的に不況で他の収入元を得る筆長がある際には有効な対策の一つです。ここで注意が必要なのは、勤務先の競業規定です。同じ業界での業務の場合、問題になる場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

スタイルはいろいろ。それぞれ納得のいく形で仕事ができたら言うことありませんよね。あまりにも卑屈な気持ちが続くようなら、また別の働き方を追求するのもいいかもしれません。

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