新卒向けネット広告代理店業界の企業別規模ランキング!

新卒採用向けWeb広告代理店企業規模ランキング

No企業名従業員数
1サイバーエージェント約4000人
2DAC約1800人
3セプテーニ約1300人
4アドウェイズ約1200人
5サイバー・コミュニケーションズ約950人
6アイレップ約800人
7電通デジタル約750人
8オプト約650人
9D2C約600人
10ファンコミュニケーションズ約420人
11Speee約400人
12インタースペース約390人
13フルスピード約370人
14博報堂DYデジタル約360人
15デジタルガレージ約350人
16Supership約280人
17バリューコマース約240人
18ペンシル約140人
19ジオコード約130人
20GMOアドパートナーズ約120人
21DAサーチ&リンク約110人
22スパイスボックス約110人
23フリークアウト約100人
24アイプロスペクトジャパン約50人
25リスティングプラス約50人

サイバーエージェント

電通・博報堂に次ぐインターベット広告業界第三位の企業です。1998年設立と電博と比べ歴史は浅いですが、その分ベンチャー気質を失っておらず、次々と新しい事業を展開し、ビジネスとして成功させている勢いのある会社です。

新卒採用を積極的に行っているため、中途と比べ新卒を大事にする傾向にあると言われています。その分、人気企業となるため、選考倍率は高い傾向にあります。

DAC

インターネット広告枠がネットワーク化される前の時代から、各広告枠の売買を行うメディアレップの大手として事業を拡大してきました。現在では、新たに運用型広告やDMP事業を展開しつつ、アイレップを始めとした多くの企業をグループに加えることで、業界屈指の規模を誇るようになりました。

その結果、現在は博報堂グループのWeb広告の中心的な役割をになっており、博報堂や大広、読売広告社などと連携しつつ、Webマーケティング業界をけん引する存在となっています。

アドウェイズ

2001年創業で現在約1,000名の従業員を抱える独立系のWeb広告代理店です。

JANetなどのアフィリエイトサービスプロバイダーとして事業を拡大してきましたが、現在では運用型広告や独自DSPなどWebマーケティング事業を幅広く展開しています。特にアプリマーケティングに強みをもっている点も特徴です。

海外展開にも注力しており、アジアを中心に各国にグループ会社を持っています。

アイレップ

DACと共にD.A.コンソーシアムホールディングを構成しており、博報堂DYグループのWebマーケティングを支える重要な企業です。

単独でも従業員数約1,000名を要しており、GoogleやYahoo!の検索広告では業界内屈指の実力を誇ります。

新卒採用にも力を入れており、入社後はWebマーケティングのノウハウを体系的にしっかり教えるだけでなく、社会人としてのマナーも重視する新人教育制度が特徴です。

ペンシル

九州・福岡に本社を構え、研究開発型Webマーケティング会社という独自の打ち出し方が特徴的な広告代理店です。

九州という土地柄、コスメや健康食品といった単品通販事業を展開する企業が多く、その市場でのマーケティング支援に長けています。

また海外展開支援事業も行っており、台湾・香港などのアジアを中心に、企業の海外展開をサポートしています。

ネット広告業界の魅力

インターネット広告業界の魅力は何といっても業界の成長性と事業内容の楽しさ、そしてスキルが個人に蓄積され社会人としての成長を感じやすい点にあります。

広告業界は国内市場で6兆円の市場規模を誇り、アパレルや外食産業を上回る一大産業です。その広告業界の中で最も成長速度が速く、今やテレビCMなどのマスメディアを超え、広告業界の主力となっているのがインターネット広告業界です。

更に国内の商品やサービスを海外に展開する越境ビジネスや国内広告メディアの海外展開など、関連分野でも成長著しい点がこの業界の特徴です。

業務内容の楽しさに魅力を感じている人も多い点も魅力の一つです。個人の考えるアイデアや戦略を実現しやすく、そのアイデアが多くの人に影響を及ぼす達成感が仕事の醍醐味です。

仕事が楽しくついつい働き過ぎてしまうという状況も昔からよく言われています。ただ、昨今の働き方改革の動きを受け、労働時間の短縮は進んでおり、以前より激務な職場は減って、他の業界と比べてもきつい職場環境ではなくなってきています。

最後に、仕事を通じて得た知識や経験が個人の技能として蓄積されやすく、PC1台さえあれば自身のスキル次第で仕事が可能なため、将来的な起業・独立がしやすいという点も魅力の一つです。

新卒採用における入社までの競争率は

新卒採用におけるデジタルマーケティング業界の競争率は比較的高い傾向にあります。

その理由は、中途採用を中心に行っている企業が多いからです。歴史がそれほど長くない産業なこともあり、中小企業が多く活躍しています。中小企業では即戦力を求める傾向が高く、新卒採用ではなく中途採用がメインとなっています。

大手企業では一定規模の新卒採用を実施していますが、当然、競争率は高く簡単には内定を得ることはできません。

これは見方を変えると新卒採用時に失敗しても、中途採用であれば競争率が下がるとも言えます。

クライアント側となるメーカーのマーケティング職は、Webマーケティング業界への転職に有利ですし、どんな業界でも良いので営業職を経験しておけば、営業として広告代理店へ転職しやすくなるでしょう。

語学力の重要性

デジタルマーケティングの分野は、残念ながら日本企業はあまり強くありません。もちろん大手でグローバルに活躍している会社もありますが、先進的とまでは言えないのが現状です。

その理由のひとつはやはり言語の壁です。島国である日本は長い歴史の中で海外との関わりをそれほど深く持ってきませんでした。日本語は基本的に国内のみで通じる言語となっています。それらの文化は否定されるべきものではありませんが、マーケティングの世界でいえば不利な条件となってしまいます。

例えばWEB広告業界はこの企業を中心に動いているとさえ言える、Googleを筆頭に、SNSの雄であるFacebook。その他にもEC大手のアマゾンをはじめ動的リマーケティングで有名なCriteoなど、海外勢が業界を占拠している状況です。

なぜかといえば単純な話で、英語圏と日本語圏の人口が全く違うからです。デジタルマーケティングは基本的にいかに大きな情報を分析していけるかにかかってきます。日本人だけを対象にするのと、英語が使えるすべての人を対象にするのとでは、効果が違ってくるのは一目瞭然でしょう。ようやく日本もその危機感に気づき、国際的な教育を手がけようとしていますが、現状はまだまだ追いついていません。よって、手っ取り早く世界で活躍できるデジタルマーケターになろうと思うのであれば、外資系に飛び込むのがおすすめというわけです。

新卒でネット広告業界へ入る際の注意点

ネット広告業界の魅力を伝えてきましたが、この業界のデメリットもあります。

その1つに比較的新しい業界という点があります。ベンチャー気質の企業が多く、若い人も多いため、実力次第で若くして昇進しやすかったり、堅苦しくなく比較的自由な社風の企業が多くありますが、その分、しっかりとした社会人マナーやビジネススキルが弱い傾向もあります。マネージャー層が少なく、日々の忙しさに追われてしっかりと部下の指導ができにくい状況もあり、しっかりとした教育(専門的スキルは日々の業務で学べる)を受けられないというデメリットがあります。

多くの業界で新人時代に厳しく指導される社会人マナーや専門スキル以外のビジネススキルを身に着けられないということは大きなデメリットにもなりかねません。個人的にそういった課題を意識し、WEBの専門スキル以外にも基本的なマナーやホウレンソウなどの仕事の進め方を積極的に学んで行く姿勢を持てば、そういった欠点も克服できるでしょう。

企業により業務内容が大きくことなるネット広告業界は入社後のミスマッチが起こりやすい業界の一つです。 そういった失敗を起こさないためには転職市場では当たり前になっているエージェントを活用し社会人の専門スタッフからのサポートを受けながらの転職活動が効果的です。

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