LinkedInとはビジネス用途に特化したSNSサービスで日本ではあまり使われていませんが、世界では約7憶人のユーザーが利用している巨大SNSサービスです。
LinkedInを広告媒体として見た際に、人材採用への活用が一般的ですが、BtoBのマーケティングにも活用することができます。
BtoBマーケティングに活用できるWEB媒体はあまり多くは無いため、効果的なプロモーション媒体を探している人には重要な媒体となります。
この記事ではBtoBマーケティングのマーケター向けにLinkedInの特徴や広告の始め方や特徴について解説していきます。
LinkedInとは
LinkedInはビジネス目的に特化したSNSで、働いている会社た過去に所属していた会社・職種などを中心にプロフィールが構成されており、ビジネス上のつながりで各人がつながっていることが特徴です。
Facebookもビジネス寄りな内容が多く投稿される傾向にありますが、旅行や食べ物などカジュアルな内容の投稿も目立ちます。LinkedInではビジネス用途以外の投稿は殆ど見られず、勉強会の情報や感想、企業のニュース等が流れてくる投稿のメインとなります。
海外では転職活動の際にLinkedInを使って企業に応募する人も多く、企業側も採用目的でページを作成し、求める人物像に当てはまる人へのメールを送る等の採用活動を行っています。
採用活動以外にも、業界や会社名、職種などのキャリア情報が正しく掲載されているため、BtoBのマーケティング担当や営業も自社の商材に合うユーザーを探すのに活用しています。
LinkedInのユーザー数
LinkedInのユーザー数は2021年2月現在、世界で約7億人にまで増えました。
主な国はアメリカで1億7千万人となり、次いでヨーロッパ各国合計の1億6千万人、インドの6,900万人、中国の5,100万人となります。
日本では現在約200万人のユーザーが登録しており、多くは無い数値ですが、今後伸びてくる可能性が高いのと、競合が少ないため、チャレンジしてみる価値は十分にある広告媒体です。
海外に向けたプロモーションであれば約7億のユーザーがいるため、活用は必須の媒体と言えます。
LinkedIn広告の特徴
LinkedIn広告はFacebook広告を始めとした他の広告と近い感覚で使うことができます。
広告はフィードを中心に、PC画面のサイト上部やフィード横、メッセージボックス等に表示されます。
広告フォーマットの種類も複数あり、様々な訴求が可能です。
広告フォーマット
- 静止画広告
- カルーセル広告
- 動画広告
- テキスト広告
- メッセージ広告
- フォロワー広告
- 求人広告
- スポットライト広告
その上、業界や会社名、職種などのキャリア情報が正確に登録されているので、BtoBのマーケティングに合ったターゲティングが可能です。
ターゲティング設定
- 場所
- 年齢
- 性別
- 出身校／専攻／学位
- プロフィール言語
- 企業名／企業規模／企業アカウントフォロワー／業種／社員のつながり
- 関心
- LinkedInグループ
- スキル
- 役職
- 社会人経験年数
- 職種／職務タイプ
広告配信タイプではリード獲得などBtoBマーケティング向けのモノもあります。
キャンペーンの目的
- リード獲得：専用フォームでのリード獲得
- ウェブサイト訪問：広告のクリック数最大化
- ウェブサイトコンバージョン：サイト上での特定のアクションを促す
- ブランド認知：広告の表示回数最大化
- 動画視聴：動画視聴最大化
- 求人者募集：求人広告に興味の高いユーザーのクリック最大化
- エンゲージメント：広告へのエンゲージメントやフォロワーの最大化
少額から始めることができるので、成果が良ければ続ける等の気軽に始めることができます。
LinkedIn広告の始め方
LinkedIn広告を始めるには、まず元となる企業ページを作成する必要があります。
企業ページの作成には、個人のアカウントが必要となります。
企業ページは企業名／ロゴ／カバー画像／挨拶文／HPへのリンク／企業概要／求人などの情報に加え、投稿により企業情報を発信することができます。
有料プランに申し込むことで、更に自社ページをカスタマイズすることもできたり、つながりの無い多くのユーザーにメールでアプローチすることも可能となります。
企業ページの準備ができたら、上部メニューのその他→広告から簡単に始めることができます。
セルフサービス型のためLinkedInへの連絡も不要で、企業ページの紐づけと広告やターゲティング設定含めたアカウントの構築ができたら、支払い用のクレジットカードを設定して広告の配信を開始することができます。
まとめ
LinkedInはビジネスに特化したSNSとして世界で約7億人のユーザーが利用しており、現在もその数を増やしています。
日本では200万人とすくないですが、BtoBマーケティングに適したターゲティングやキャンペーン目的があり、数少ないBtoBのプロモーション方法としては貴重な広告媒体となります。
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