Googleマーケティングプラットフォームは2018年にリリースされたGoogleのプロダクトで、DoubleClick Digital MarketingとGoogleアナリティクス360スイートが統合されたツールです。
そう言われても統合される前の各ツールが良く分からない場合もあると思います。
この記事では、統合前の各ツールの説明から統合によるメリットなど、デジタルマーケティング業界の初級者の方にもわかるように説明していきます。
Google マーケティング プラットフォームの各機能をご紹介
先程、Google マーケティング プラットフォームはDoubleClick Digital MarketingとGoogleアナリティクス360スイートが統合されたツールとお伝えしましたが、統合前のDoubleClick Digital MarketingとGoogleアナリティクス260スイートについてそれぞれどのような機能があるのか説明します。
DoubleClick Digital Marketingとは?
DoubleClick Digital Marketingとは2007年にGoogleが買収したオンライン広告配信サービスです。
DoubleClick Search・DoubleClick Campaign Manager・DoubleClick Bid Managerの3つのツールがあり、Google広告と比較してより多くの機能を活用した広告配信が可能でした。
主なメリットとしては、
- 複数の媒体を統合管理しアトリビューション分析が可能
- GDNでは配信できない媒体へも配信が可能
- フリークエンシー別のCVデータ等より詳細なデータを取得可能
- キーワード別のリマーケティングリストが作成可能
上記のようなGoogle広告には無い広告配信が可能な反面、Google広告とは別で契約する必要がありました。
Googleアナリティクス360スイート
Googleアナリティクス360スイートはGoogleアナリティクスの有料版で、より高度なサイト解析が可能となります。
データがより正確に取得できるだけでなく、更新頻度が24時間ではなく4時間だったり、サポート体制が充実している等のメリットがあります。
ただ有料版は正式な費用は公開されていませんが、月額130万円前後必要となり、大規模プロモーション案件以外では導入が難しいというデメリットもあります。
Googleアナリティクス360スイートは、その他のGoogleツールの機能も拡充されます。
対象となるツールはGoogle Data Studio・Google Optimize・Google Tag Manager・Google Surveysです。
Google マーケティング プラットフォームではこれらの2つの機能が統合され、1つの相互に連携しながら活用できるツールとなっています。
Googleマーケティングプラットフォームのメリット
DoubleClick と Google アナリティクス 360 スイートの連携により、各ツールの連動性が上がり、使用時の利便性が高まります。
具体的には4つのメリットがあります。
- 手動で連携していたデータを自動連携することにより業務効率化
- 媒体を横断で分析できることにより、全媒体対象での予算最適化が可能
- オーディエンスデータ分析がより高度に可能に
- チームメンバー間の情報共有が容易に
各ツール連動性の向上により、工数削減、データ分析の向上、情報共有の簡易化などが実現されます。
Google マーケティング プラットフォームの費用
Googleマーケティングプラットフォームにも有料版と無料版があります。
有料版と無料版の違いは、従来のツールの有料版と無料版と同じ仕組みです。
費用も公開されていませんが、130万円前後と予想されます。
ただ多くの人にとって有料版は導入ハードルが高いですが、無料版でも以下のツールは活用可能なので積極的に活用していきましょう。
- Googleアナリティクス
- Googleタグマネージャー
- Googleオプティマイズ
- Googleサーベイ