首都圏の通勤ラッシュや激務から解放されて、地元や地方都市で自分らしい働き方を目指す動きが増えています。東京で働く福岡出身者の内、約半数がUターン転職を希望しているというデータもあるほどです。
そこで今回は福岡を中心とした九州地区のWEB広告代理店やUターン・Iターン転職のメリットやデメリットをご紹介します。
九州・福岡のWEB広告代理店ランキング
No | 企業名 |
---|---|
1 | 電通九州 |
2 | 九州博報堂 |
3 | ペンシル |
4 | 大広九州 |
5 | サイバーエージェント |
6 | DACホールディングス(DAC・アイレップ) |
7 | ADK |
8 | 東急エージェンシー |
9 | JR九州エージェンシー |
10 | 読売西部アイエス |
11 | セプテーニ |
12 | アドウェイズ |
13 | NDPマーケティング |
14 | インタースペース |
15 | 新東通信 |
16 | ノードキャスト |
17 | バウコミュニケーションズ |
18 | ファインズ |
19 | フードコネクション |
※順位は売上や従業員規模を参考とした総合評価となるため、転職の際の参考として活用して下さい。
福岡を中心とした九州地区にも電通や博報堂をはじめサイバーエージェント、DACなどの大手WEB広告代理店は支社を展開しています。
また九州は健康食品や化粧品などの単品通販が盛んで、その市場規模と高い成長性から大手広告主やそれを支える広告代理店には重要なエリアとなります。 その為、大手広告代理店も福岡だけではなく鹿児島にも支店を展開しており、地方都市の住みやすさと強い経済圏が両立できている魅力的なエリアとなっています。
大手の広告代理店は東京本社で入社するのは至難の業ですが、地方支社であれば人材難ということもあり入社のハードルも下がります。大手に転職できれば給料も首都圏にいた時より上がる可能性もあり、物価の安さや生活環境の良さを考えるとかなり魅力的な転職にとなります。
転職先として広告代理店ではなく、単品通販業者などのクライアント側のマーケティング担当として入社するという選択肢もあります。九州エリアは単品通販事業を中心に多くの有力企業が存在し、それらの企業の主な販売戦略はWEB経由となるため需要はあります。
ただ、単品通販業界のWEB広告は他のマーケットと比べ高いスキルが求められる点と、広告主側では制作物の企画力も求められるため、それらの高いスキルを事前に身につけておく必要があります。
電通九州
電通の九州担当として約350名の社員が働いています。拠点は福岡・北九州・大分・熊本・長崎・鹿児島・宮崎となっています。九州内の企業や地方自治体が主なクライアントとなりますが、九州だけではなく、全国もしくは海外に向けてビジネスを展開する企業も多く、大きなプロモーション案件にも関わることができます。
九州博報堂
博報堂の九州担当として、約200名の社員が働いています。拠点は北九州・筑豊・大分・長崎・佐賀・熊本に加え東京支店もあります。2020年に西広と博報堂が人員を出し合い設立した新会社となります。博報堂のノウハウに西広が培ってきた九州でのクライアントとの関係性が加わり、九州エリアでの事業の拡大を目指しています。
ペンシル
1995年の創業以来、研究開発型インターネットコンサルティング企業という言葉を掲げ、独自のWebマーケティング事業を幅広く展開している九州の有力広告代理店です。従業員は約140名程で、拠点は国内には福岡、長崎、東京、海外にはシンガポール、ベトナム、台湾と展開しており、越境EC事業もおこなっています。
JR九州エージェンシー
JR九州グループの広告会社として、鉄道広告やテレビCM、インターネット広告の他にも、「JR博多シティ」や「JR九州ドラッグイレブン」などの販促支援を行っています。九州各県の官公庁と連携したプロモーションも多く手掛けます。従業員数は約120名で拠点は福岡、北九州・長崎・大分・鹿児島・熊本に展開しています。
読売西部アイエス
読売新聞社を親会社に持つ、新聞折り込み広告を中心に、その他のWeb広告や屋外広告を手掛けています。従業員数は約180名。拠点は福岡本社の他、浜田、山口、福岡、北九州、久留米・佐賀、長崎、佐世保、熊本、宮崎、鹿児島と展開しています。
Uターン・Iターン転職のメリットとは
首都圏以外の地域に転職で移住した場合のメリットとしては以下の内容が上げられます。
- 朝、夜の通勤ラッシュから解放される
- 仕事以外の時間が確保しやすい
- 物価が安い
- 食が美味しい
- 自然が多く落ち着いた生活が送りやすい
通勤ラッシュで悩まされることが減るというのは想像以上に生活の質を上げてくれます。会社の行き帰りでのストレスを減らしてくれるだけではなく、通勤時間そのものが減り自分の時間を確保することにもつながります。
また会社にも依りますが、毎日終電まで働き、家と会社の往復となるような会社は少なく、ワークライフバランスのとれたストレスの少ない生活が送りやすくなります。
家賃などの物価の安さも大きなポイントで、10万円前後で新築の2LDKで駐車場付き等の物件も地方では珍しくありません。また地方それぞれに美味しい名物があり、東京では味わえない美味しい料理を安価に愉しめる機会も多くあります。
少し移動すれば自然に触れる場所も多くあり、住む場所も東京ほど密集していないため落ち着いた生活が送りやすい環境にあります。
また東京で働く九州出身者がUターン転職を検討する主な要因の一つになっているのが、地元の両親の存在です。30歳を超えてくると、親の年齢も60~70歳に差し掛かるケースが多く、 何かあった際に車等ですぐに駆け付けられる場所に住んでいたい、週末などに頻繁に立ち寄れるようにしたいと考える人は多くいます。 地元が福岡であれば一緒に暮らすこともできますし、それ以外のエリアであっても福岡で働いて何かあった際にはすぐに駆け付けられるというのは 親が心配な人に取っては大きなメリットとなります。
デメリットは?
- 年収が下がる可能性が高い
- 展示会や勉強会などへの参加が難しくなる
- 案件規模が小さくなる
デメリットとして考えられるのは年収の低下です。ただ、物価の安さもあり生活費が首都圏よりも安くなるので生活の質自体は変わらない場合も多いため、年収が下がる場合は、支出の減少や、それ以外に得られるメリットを総合的に判断することが重要になります。 企業によっては東京の本社と同じ給料レンジを採用している会社もあるので、多くの企業を調べ、そういった会社を見つけるのも良いかもしれません。
インターネットの普及で都会と地方の情報格差は少なくなったとは言え、最新の情報に触れられる展示会や勉強会は東京を中心に開催されるため、それらへの参加は難しくなります。その分、インターネット上での情報収集や雑誌書籍などでの自主勉強などを頑張る必要があります。
働き方の違い
WEB広告に関しては東京では職種の細分化が進んでおり、営業と媒体担当が分かれているだけでなく、扱う媒体に応じてそれぞれが更に別担当にわかれていたりします。 ただ、首都圏以外の地方ではそれほど分業が進んでおらず、1人で何役もこなすケースが多くあります。とにかく1つのことだけに特化したいという人には向かないですが、幅広くスキルを身に着けて行きたい人には働きやすい環境と言えるでしょう。
また広告主も日本を代表するナショナルクライアントよりは中堅中小の企業の方が多いため扱い金額は少なくなりますが、広告主側もいくつもの部署に細分化されていることも少ないため、1つの広告主と近い距離でマーケティング全体に入り込んだ提案がしやすいというメリットもあります。
次にUターン・Iターン転職に強い転職エージェントをご紹介します。ここで説明した内容以外にも様々な心配ごとにも相談にのってくれます。
九州・福岡へのUターン・Iターン転職におススメの転職エージェント
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