転職のハードルの一つに今働いている会社へ退職を伝えることがあります。
上司や同僚に退職を申し出ることは、多かれ少なかれ心理的にプレッシャーを感じる大変な作業です。
そんな退職を伝える作業を代行してくれるサービスが存在します。
この記事では退職代行サービスの仕組みや利用する際の注意点を労働組合法人が運営するガーディアンを例に解説します。
退職を切り出すのが悩みで転職に踏み出せない人は参考にしてみて下さい。
退職代行サービスの仕組み
退職代行サービスの流れはとてもシンプルです。
ガーディアンにLINE等から相談し、サービスを理解した上で費用を支払うだけです。
そうすればガーディアンが会社へ退職する旨を伝えてくれ、退職者はそれ以降一切会社や上司・同僚と連絡を取る必要はなく、そのまま退職できます。
365日、即日対応なため、ガーディアンに相談した日から会社へ出社する必要もなくなります。
費用は一律29,800円です。
退職代行サービスに関するよくある質問
退職代行サービスの利用に関して、多くの人が持つであろう疑問に回答していきます。
Q:必ず退職できるのか?
職業選択の自由は憲法で認められていることもあり、必ず退職できるようです。
退職代行サービスガーディアンでは過去に、退職できなかった事例は無いようです。
Q:次の転職に必要な書類や貸与物の返却は?
退職者に必要な書類は、出社することなく自動で郵送されるようです。
また会社から借りていて返さないといけない、保険証やPCなどは郵送で返却することで会社に出社することなく対応することができます。
Q:即日辞めることができるのか?
退職は30日前までに伝えるなどの会社のルールがある場合でも、あくまで会社の希望となるため従う必要はなく、即日退職することが可能です。
民法では無期雇用の方であれば、2週間前までに退職の旨を伝える必要があると書かれていますが、会社が認めればその日でも退職は可能です。出勤しない社員の為に社会保険料なども勿体ないので退職を認めてくれます。もしくは2週間欠勤して退職という扱いになるだけで、どちらにせよ即日から出社する必要はありません。
退職代行サービスを利用する際の注意点
即日から利用することができ退職できるサービスですが、利用する前には、本当に必要かどうか考えることが重要です。
それは退職された側の会社は、急にいなくなった社員の仕事の引継ぎなどで迷惑がかかってしまうからです。そのため、少し言いにくいようでも基本的には通常通り、自分自身で2週間から30日前を目途に退職を伝えるようにしましょう。
このサービスを利用した方が良い人としては、退職を切り出した際に会社から執拗な引き留めにあって困っていたり、精神的に病んでしまう程の状態に陥っている等に限定した方が良いでしょう。
退職代行サービス活用時の注意点
退職代行サービスはガーディアン社以外にも多く存在します。
なかにはガーディアンよりもかなり安い費用で請け負っている場合もありますが、依頼先は慎重に選ぶべきです。
例えば格安な費用でサービスを提供している場合、サービスの質が悪い、もしくは虚偽の会社等の場合も考えられます。
運営母体をしっかり確認して、信頼がおける会社かを見極めるようにしましょう。