急成長中で常に人手不足なネット広告業界への転職でも、30代で業界未経験の場合、なかなか内定がもらえないこともあります。
そんな時はいくつかの希望条件を妥協することで、比較的内定が取りやすくなります。
妥協しても良いと考える条件は人それぞれ。内定を得るための妥協点やその他の対処法をご紹介します。
30代未経験からWEB広告業界への転職を目指し、なかなか内定が貰えない人は是非参考にしてみて下さい。
希望の職種を妥協する
例えば、SEOコンサルタントや広告運用職を希望していて内定がなかなかでない場合は、 希望職種を変えて面接を受けてみましょう。
一度ネット広告業界へ入ってしまえば、担当する職種以外の知識も得やすくなりますし、 社内部署移動のチャンスもあります。
なにより次の転職も未経験よりは一気にしやすくなります。
それだけWEB広告業界の経験の有無は内定率に大きく影響します。 また当初希望していなかった職種であっても、やってみるとその職種（広告手法）が自分に合っていたということも考えられるため、まずは最優先で検討すべき方法です。
ではどんな職種が内定を得やすいのか。まず代表的なのが営業です。
営業というと数字に追われ大変という印象がありますが、プロモーションの全体像が見えやすく、様々な広告手法を学ぶことができ、 クライアントの課題に最も近い場所で問題解決にあたることができる職種です。
求人数も多く給料も高い傾向にあります。
またWEB広告代理店の営業はテレアポや飛込営業などは殆どなく、問合せに対や紹介からの営業などが中心です。
その他、今急成長しているSNS広告運用担当やニッチな分野のアフィリエイト広告担当などは、やる気とある程度の適性をアピールすれば内定を得やすい分野でです。
例えば、SNS広告担当であれば、普段からFacebookやInstagramを使いこなしていることや、アフィリエイト広告では対人でのコミュニケーションスキルやマネジメントスキルに長けていることなどがアピールポイントとなります。
給料や大手企業への転職を妥協する
30代以上の未経験からの転職の場合、上手く前職の経験が活かせれば良い条件での転職も可能ですが、 そうでない場合は給料面や大手企業への転職はある程度、妥協する必要がでてきます。
大手企業への転職を希望する場合は希望年収を下げてみたり、大手ではなく中小企業なども転職先候補として含めるなど、 まずはどんな条件でも良いのでデジタルマーケティングの経験を積んでむことが重要です。
その後のステップアップとして条件の良い会社に再度転職する、もしくはその会社で給料条件を改善していくというスタンスで臨むと良いでしょう。
その場合注意すべき点は2つ。
1つ目はその会社が経験を積むのに適した会社なのかということ。 クライアントの傾向や任せてもらえる業務の幅などは事前に確認し、どれくらいの規模のクライアントや社数を任せてもらえるのか、 どんな業界のクライアントが多いのか。広告手法はどういう分業制になっているのか、その中で自分が行うのはクライアント対応なのか運用なのかサポートなのか等を事前に確認し自分の学びたいことと合致するかを確認しておきましょう。
中には教育体制が整っていない場合も多いので、OJTの体制やその他の教育制度についてきちんと確認しましょう。50人から100人以上の会社であれば比較的その辺りが整備されていることも多いですが、それ以下の企業の場合、教育体制がほぼ無い、もしくは機能していないという場合も多くあります。
2つ目は妥協した給料などの条件面は耐えうる内容なのかということ。最低限度の生活を営める給料なのかという点や、その給料は実際に適正に頑張れば上げることができるのか、評価制度面の確認などを通して事前に確認しておきましょう。
また中小企業では勤務時間が長時間かしやすい傾向もあるため、残業代の有無や、長時間労働が年齢的に耐えられるレベルなのかも確認しておきましょう。
正社員を諦める
リスクは高いですが場合によっては電通や博報堂など大手企業への転職も可能となるのが、正社員を諦めて契約社員や派遣社員として働く方法です。
大手広告代理店やネット専業の代理店でも派遣や契約社員の募集は毎年多く、業務範囲はサポート的な内容も多いが、近くで第一線の仕事に触れることができることや、やる気や能力次第ではサポート業務以外も任せてもらえる機会は多いため、リスクは高いですが、業界未経験から多くを学ぶには良い方法かもしれません。
中には広告業界トップの電通での契約社員募集などもあり、契約期間満了後、そこでの経験は評価されやすい傾向にあるようです。
ただ、30代の後半からだと、契約期間終了後は40代に近い年齢になっており、次の転職が厳しくなる可能性も高いため注意が必要です。
30代前半までがこのチャレンジの限度でしょう。
転職エージェントを変えてみる
なかなか内定が出ない場合は、それまで活用していた転職エージェントを変えてみることも有効な手段です。
新しい転職エージェントとの面談時にはこれまでなかなか内定がもらえないことなどの経緯をしっかり話して、 改善案を貰ったうえで転職活動を続けるようにしましょう。
転職エージェントと言っても企業によって強みが異なりますし、同じ転職エージェント会社でも担当する人のスキルや転職者との相性で 転職活動は大きく変わってきます。
転職エージェントによっては面接の受け答えの問題点を修正してくれるかもしれませんし、これまでとは少し異なった求人を紹介してくれるなど 新たな道が生まれてくるかもしれません。
WEB広告業界は慢性的な人手不足なため、一度同業界で経験を積めば転職先は数多くあります。成長中の企業や外資系などを視野に入れれば給料を大きく伸ばすことも可能なため、WEB広告業界へ転職を希望する場合は、まずは何とかしてWEB広告業界で1社目の経験を積みましょう。
内定を得る最大のコツは、できるだけ多くの企業の面接を受けることです。企業により採用の状況も異なるため、大手でも急に人で不足となり、業界未経験の30代へも採用の門戸を開く時期もあります。そうしたオイシイ求人をつかむためには、一つでも多くの転職エージェントに登録し、とにかく多くの面接を受けることが大切です。
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