アフィリエイト広告の業務内容を徹底解説!広告主に人気で金融・コスメ・健食業界に等に強い

アフィリエイト広告と聞くと、副業の一種?などが頭に浮かぶ人が多いのではないだろうか。

それも正解ではあるが、実はWEB広告の中のメインの1つである一大広告ジャンルの位置を築いている。そのインターネット広告の中では歴史は古く1990年代から存在するSNS広告などと比較しても長い年月の中で生き残ってきた実力のある広告手法と言える。

商品が売れた場合にのみ広告費用が発生する課金形態をとることが多く、広告主にとって費用対効果の良いだけではなく、金融やコスメ・健食・人材業界などでは取り組みが必須となる広告手法となっている。

ここではそんなアフィリエイト広告ではどんな業態の会社や職種があり、実際の仕事はどのように進めるのかなど詳しく説明していく。

アフィリエイト広告の仕組み

アフィリエイト広告とは、広告主と媒体が交渉し互いに広告費発生地点や広告費の単価を決定する手法の総称となる。

例えばあるWEBメディア(アフィリエイター)が某エステ業界の広告主の広告を掲載する際に、ユーザーが来店予約し実際に店舗まで足を運んだ場合に2,000円の費用が発生すると取り決めたとする。

その後、WEBメディアはそのエステ企業の紹介記事を作成し、その記事をクリックし、ユーザーが来店予約した段階で仮の成果が発生し、WEBメディアは2,000円の広告費を貰う権利を得る。ただ、その後、そのユーザーが実際には店舗に予約しなかった場合はその2,000円は無効となる。

つまり、WEBメディアは広告を打つ労力が無駄になり、逆に広告主側は無駄な広告費を払う必要がなくなったと言える。

このようにアフィリエイト広告は広告主にとって特定の目的が達成された時のみ広告費用が発生する費用対効果の良い広告手法と言える。

今回はwebメディアがアフィリエイターとして登場したが、それ以外にもFacebookやTwitter、GoogleAdwords広告などを使って集客するアフィリエイターがいた場合は、それらもアフィリエイト広告と呼ぶことができる。

ASP企業が中心的な役割を担う

ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)と呼ばれる企業がアフィリエイト広告の中心的な役割を担っている。

広告主自身が個別に媒体を探して交渉し広告効果を計測し毎月の請求業務を行うのは非常に労力を要し現実的ではない。

多くの場合、案件にもよるが100~10,000媒体と提携し広告を掲載してもらうことになる。

その際に、広告主とアフィリエイターの間に入り交渉の仲介役となるのがASPだ。

ASPには多くのアフィリエイターと広告主が登録し、広告主は多くのアフィリエイターが魅力に感じる提携条件を記載する。その条件を見てアフィリエイターは取り組みたい案件に応募し、広告主に選ばれた場合に広告の掲載が可能になる。

またASPは計測・請求システムも提供しており、ASP管理画面上の広告を掲載すれば自動的にそこからの広告効果は計測され、その成果に基づき毎月成果報酬が所定の媒体口座に振り込まれる仕組みになっている。

主な企業としては、A8.net(ファンコミュニケーションズ)、Value Commerce(バリューコマース)、JANet(アドウェイズ)、ACCESSTRADE(インタースペース)などがある。その他、中堅中小のASPも数多く存在するのが特徴と言える。

ASP企業の職種と主な日々の業務

ASPの職種は主に4つ存在する。それぞれ詳細をみていく。

広告主営業

通常の営業と同様に自社のアフィリエイトシステムを活用した広告サービスを広告主に提供する。

自社への問合せの他、ASP側から新規営業を仕掛ける場合もある。

アフィリエイト広告が向いているマーケットに絞って営業をしかけるため効率の良い営業が可能となる。

また各ASPごとにアフィリエイト広告の中でも更に強いジャンルを持っており、そこを武器に新規顧客を獲得する。

案件獲得後は、アフィリエイターと広告主双方にメリットがあるような条件を調整し、計測タグや広告素材の作成などを経て、案件が開始する。開始後は多くのアフィリエイターに案件が掲載してもらえるよう交渉を行う。その他にも毎月のレポーティングや成果の承認作業(発生した成果が当初の取り決めに合致しているか確認する作業)を経て請求作業を行う。

媒体営業やサポートと連携してそれらの作業を行う際の中心となるのが広告主営業となる。

媒体営業

ASPにとっては広告主と同等に、時にはそれ以上に媒体との関係を重視する必要がある。

それは有力なアフィリエイターとの良好な関係がそのASPの価値を決めるといっても過言ではないからである。

その為、媒体営業を個別におき、有力アフィリエイターの開拓や日々のやり取りを担当アフィリエイター別に集約し良好な関係を築くようにしている。

サポート

毎月のレポーティングや成果の集計請求作業、その他、アフィリエイターが広告主が不可とした問題のある表記を行っていないかなどをチェックする業務を行う。

他の広告手法と異なり、手動での作業が多く時間を要する場合が多い。また広告の自動化など他の広告手法と異なりテクノロジーの入り込む余地が少なく、一度身に着けたスキルや知識が陳腐化することが少ないというメリットがある。

エンジニア

自社のASPシステムの開発や保守が中心的な業務となる。より使いやすいインターフェイスやITP対応など活躍の場は多く存在している。

アフィリエイターの種類

WEBメディア

多くのアフィリエイターがこのジャンルに属する。法人と個人が存在し、ジャンル別に情報を幅広く集めたキュレーションサイトや比較サイトなどが存在する。個人メガブロガーなども広く言うとこのジャンルに含めることができる。

SEOやブログの読者を中心に集客を行う。特定ジャンルに詳しくなりどれだけ有意義な他と違った情報を提供できるかが重要となる。

記事を掲載する際には景品表示法や薬機法などの広告法規にもある程度は精通している必要がある。

これらの企業はなかなか求人市場には表れない中堅中小の企業が多い。ただ規模は小さくても企業によっては非常に多くの利益を上げるホワイト企業も多く存在する。

ポイントサイト

登録ユーザーが特定のアクション(会員登録や商品購入など)をした際に、報酬としてユーザーにポイントとして広告費の一部を還元するサイトを指す。

モッピーやハピタスなど多くのポイントサイトが存在する。

ポイントサイトも案件をとってくる営業の他に、サイトにユーザーを集客するためのコンテンツを企画したり、

各案件をどうユーザーに見せていくかを工夫してサイト内での広告効果を最大化する運用担当が存在する。

有料出稿媒体

GooleAdwordsやYahoo!プロモーション広告などに自社の記事を出稿し、そこから広告主の商品ページへ送客する手法を取るアフィリエイター。集客に費用が発生するため、記事のクオリティと共に案件の見極めが重要になる。

また出稿際の媒体に関する知識や運用スキルも求められる。

ここでは主に営業、記事作成のライターやデザイナー、媒体運用担当などの職種がある。

この業界に向いている人

自動システム化があらゆる場所で進む中にあって、あくまで手動で人と人を介して業務が行われることが多いのがアフィリエイト広告の特徴と言える。

各アフィリエイト媒体とのやり取りや広告掲載が手動で行われることからこの仕組みは変わる可能性は非常に低い。

その為、この業界では人付き合いが上手い人が活躍しやすい。広告管理画面に向き合い日々、数字の調整をするというよりは、様々な人とコミュニケーションを取りながら業務を進めていくことが多い。

それをストレスと感じず、寧ろ楽しいと感じる人には向いている仕事と言える。

また実店舗を活用したアフィリエイト広告やある広告主のためにアフィリエイター向けの説明会イベントを開催したりなど様々な手法が存在するため、自分でいろいろと創意工夫して広告成果を上げて行きたい人にも向いているジャンルとなる。

業界自体はそこまで有名な業界ではないが、年々成長を続けており、人手不足な状況のため業界未経験者であっても比較的入社しやすいジャンルと言える。まずはアフィリエイト広告からデジタルマーケティング業界に入るのもお勧めの方法となる。

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