ユーザーの細かな位置情報を元に広告を配信するジオターゲティング。
店舗集客や不動さん広告など細かな広告配信エリアの調整が大切なプロモーションに力を発揮します。
この記事ではジオターゲティングに強いDSPについて、仕組みから具体的なDSPまで徹底解説します。
ジオターゲティングDSPのメリットとは？
ジオターゲティングDSPのメリットは細かく広告配信エリアを限定できることです。
GDN（Google Display Network）等では通常、1Km単位での広告配信エリア分けとなっていますが、ジオターゲティングDSPでは100m単位からの配信エリア区分が可能になります。
様々なエリアターゲティングの要望に応えられるよう、テーマ別にターゲティング設定がパッケージ化されていたりもします。
例えば、全国の大学や高校、高級住宅地、病院などです。
その他、過去の位置情報も参考にした広告配信が可能で、4月に高校に来て、それ以降は登校していないユーザーを生徒の保護者である確率が高いとして広告配信をする等の方法も可能です。
これらを活用して通常では難しかった、ピンポイントにユーザーを絞ったプロモーションが可能となります。
ジオターゲティング広告の活用事例
ジオターゲティング広告がよく活用される代表的な事例を幾つかご紹介します。
不動産業界
チラシ広告の代替として、新築分譲マンション周辺が「生活圏」のユーザーに配信します。
正確なエリアターゲティングだけでなく、年齢や興味関心なども掛け合わせて配信することで、高精度なターゲティングが可能となります。
交通広告との連動
交通広告と連動させて、山手線をよく利用しているユーザーに対して広告配信し電車広告との相乗効果を狙う等の方法も可能です。
子供を持つ保護者に向けた広告
幼稚園や保育園から始まり高校生等の主に保護者をターゲットにして、育児商材や教育商材、進学情報などの広告に活用可能です。
ジオターゲティングDSPの仕組み
ジオターゲティングDSPでは様々な手法でユーザーの位置情報を取得して広告配信に役立てています。
例えば位置情報アプリと連動し、ユーザーがアプリを使用したタイミングで細かな位置情報を取得したり、全国の無料Wi-Fiスポットと連携し、そこに繋がったタイミングでユーザー情報を取得したり等、様々です。
この取得する位置情報がGPS機能を活用するなどし、正確なため、他の広告媒体では難しい、細かなエリアターゲティングが可能となっています。
これらの位置情報は当然、個人情報の問題にならない方法で取得しています。
ジオターゲティングに強いDSP
ジオターゲティングに強いDSPを2社紹介します。
GeoLogic Ad
株式会社ジオロジックが開発・販売するDSPです。
スマートフォン位置情報などを解析する独自のDMPを保有しており、細かな位置情報ターゲティングに加えて、ユーザーのライフスタイルなどを推定して広告配信することも可能です。
「今いる人」「過去に訪問した人」「住んでいる人」などの時間軸でもターゲティングが可能です。
その他、性別・年齢・結婚歴などに加え、独自の「超高級住宅地のエグゼクティブ」「育児ニュータウンマンション」「工場勤めの一軒家大家族」セグメントへの配信も可能となっています。
またSpotifyなどの音楽サービスと連携した音声広告配信も可能です。
GeoLogic Adの詳細はこちら
プロファイルパスポートAD
GPSによる位置情報を1時間に数回の頻度で取得することで、精度の高い位置ターゲティングが可能なDSPです。
多くの位置情報をパッケージ化して、クライアントのニーズに対応しやすくしています。
Facebook広告やInstagram広告、LINE広告などとも接続可能となっており。
それぞれの媒体の強みとジオターゲティングを組み合わせた広告配信も可能です。