Twitter広告の概要
Twitterは140文字の短い文章のツイート（つぶやく）投稿を通じて気軽に情報収集や発信、交流ができるSNSツールです。
2006年にアメリカ合衆国・カリフォルニア州で始まったサービスで、2008年に日本でもサービスを開始しました。
世界で3.26憶人、日本では4,500万人もの月間アクティブユーザー（2019年1月時）に活用されている世界的に人気なSNSサービスです。
ツイッターの主な特徴は以下の３つです。
・高い拡散力
・本音が表れやすい投稿
・リアルタイムな情報が得られる
では順番にみていきましょう。
高い拡散力
まずは高い拡散力です。気になるツイートに対してリツイートできることが特徴で、匿名性が高さや1人が複数のアカウントをつくることができることから、内容によって数千人にリツーイトされる投稿も珍しくありません。
どれだけリツイートされやすい広告を作成するかが重要になってきます。
本音が表れやすい投稿
次に、投稿される内容に本音が表れやすい傾向があります。特にFacebookでは実名制ということもあり、マイナスなコメントや言いにくい本音を投稿する人はあまり多くはありません。
その点、Twitterは匿名性であることと、1人が複数アカウント保有できることから、実際の友だちと繋がったアカウント以外にも、自分だけしか知らないアカウントも保有でき、自由につぶやきを投稿することができます。
その為、本音が表れやすく、購入を迷っている商品の感想や検索では出てこないような情報も見つけることができる貴重な情報元となっています。
「Twitterには仕事行きたくない人がたくさんいるのに、Facebookにはそんな人一人もいない」という投稿がTwitter上で話題になりましたが、２つのSNSの違いをよく表しています。
リアルタイムな情報が得られる
3つ目のリアルタイムな情報が得やすい点も大きな特徴です。テレビを見ながら他の人の反応が気になるからツイッターでチェックしてみたり、電車がトラブルで停止している際にいつ運転再開したか等、電車内で待っている人達等のつぶやきでどこよりも早く把握できます。
災害時にも真っ先に今の状況を確認するためにみられるような媒体になっています。
活用する広告主が多い業界は？
Twitter広告は様々なジャンルの広告主に活用されていますが、特に相性が良いのがゲームやお役立ちアプリのプロモーションとなります。
その他にも10代や20代に多く利用されていることからもコスメやファッションを始めとした物販系の広告でも多く活用されています。
広告が拡散（リツイート）されれば、リツイートされた分は無料で拡散していくため話題性の高い商材でも活用されやすいです。
以外なジャンルでは金融系の銀行カードローンなどでの活用も広がってきています。
Twitter広告運用業務の詳細
Twitter広告はターゲティングや拡散されやすい広告という点から、運用者からみて他にはない魅力的な媒体と言えます。
Twitter広告では年齢・性別・場所・デバイス・訪問履歴・興味関心などのターゲティング以外にSNS広告にしては珍しい、キーワード検索した人に広告を表示させるGoogleやYahoo!検索広告のようなターゲティングが可能です。
その他にも特定のアカウントのフォロワー（関連するフォロワー含む）や自身のアカウントのフォロワーに広告を配信することができます。仮に新発売のコスメの広告をする際に雑誌モデルのフォロワーなどに配信でき、アイデア次第で様々なターゲティングが可能になります。
拡散される面白い広告が重要な点もTwitter広告運用の醍醐味となります。
拡散された広告がクリックされてもそこに広告費は発生しないため、人々にリツイートされやすい広告をつくることが重要になります。
マンガ家と連携したストーリー性と話題性のある広告や、アイドル等を活用した広告、その他にも自動返信ボットを活用した診断コンテンツ広告などを活用して多くのリツイートやTwitter上での話題作りを目指します。
ここで一つ診断コンテンツを活用したユニリーバから発売された新製品「ラックス プレミアム ボタニフィーク」の事例を紹介します。
この事例では、自然な情報伝達と拡散による製品認知度の向上を目的として開始から1ヶ月で10万件以上のキャンペーン参加数、約200万のポテンシャルインプレッションを獲得しました。
仕掛けとしてはダイレクトメッセージカードと、DM APIを活用したチャットボットを組み合わせた『あなたの心の「ピュア」度は何％？』という診断コンテンツでした。
ユーザーはTwitter広告の４つの選択肢から１つを選択すると、個別のダイレクトメッセージ画面に遷移し、そこで追加の質問に答えていきます。
ユーザーは通常のチャット感覚で診断コンテンツとやり取りをすることで興味をもって診断コンテンツを体験することができ、約9割のユーザーが診断を完了し、その結果を20％のユーザーがリツイートして施策は大きな盛り上がりを見せました。
この仕組みではテクノロジーを活用し親しみやすい診断コンテンツのインターフェースとユーザーの様々な回答に応じて診断結果を出せる全体の設計が功を奏しました。
このように、どれだけユーザーに受け入れられやすいかを考え広告（企画）をつくって実際に運用していく点にTwitter広告の魅力があります。
Twitter Japan株式会社で働く
Twitter広告を活用したプロモーションに関わりたいと考えた際に、Twitter Japanに就職するのも１つの方法です。
Twitter Japanでは広告営業では直接広告主を相手にする直販や代理店を通じてプロモーションに関わる代理店営業の他、エンジニアやデザイナーなど様々な職種が存在します。
媒体社の営業としてサービスを提案することのメリットは、媒体を知り尽くした最先端の提案が可能な点にあります。プロモーションにおいて必要な機能があれば、場合によっては特別に開発することもできるでしょうし、費用や仕様については特別プランを自社内で調整して提案するなど自由度の高い提案が可能となります。
現状、Twitter社の求人は一般の求人サイトには出回っていませんが、シンアドやマスメディアンなど広告業界に強い一部の転職エージェントに非公開求人として案件が出る場合もあるので気になる方は登録をして情報収集できる体制を整えておきましょう。
Twitterのフォロワーを活用したプロモーション
Twitter等のSNSでは通常の広告運用以外にも公式アカウントのフォロワーを増やし、定期的に情報を配信するマーケティングも有効です。
フォロワーを増やすことを目的に広告を運用することも可能です。
このプロモーションで重要になるのはフォロワーの獲得と同時に、フォロワー達にどんな情報をどのタイミングで送りコミュニケーションをとっていくかと言う点にあります。
企画と同時に、投稿やユーザーからの反応やメッセージに対する返信などの社内体制を組む必要があり、通常の広告運用とは違ったスキルが必要とされます。
Twitterマーケティング職を目指す上でおすすめの転職エージェントを紹介!!
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