Taboola(タブーラ)の特徴や活用方法とは?

Taboolaは2007年にイスラエル発のネイティブアドDSPです。

ネイティブアドDSPではOutbrainと並び多くの広告主に活用されています。(TaboolaとOutbrainとの提携の話が持ち上がっていましたが、現在はとん挫してしまっているようです。)

現在はアメリカに本社を移し、Yahoo!JAPANやBaiduと連携して配信面を拡大しています。

この記事ではそもそものネイティブ広告の説明やTaboolaの特徴を初心者にもわかりやすく解説していきます。

ネイティブ広告とは?

ネイティブ広告とはコンテンツ要素の多い広告が、記事メディアにうまくなじむことによって、読者であるユーザーに広告としてのストレスをあまり感じさせないことにより、コンバージョンへつなげる効果が期待できる広告です。

広告配信形式としてはインフィード広告やレコメンドウィジット広告が多いですが、検索広告などでもネイティブ広告は活用されています。

メリットとしては、先ほど挙げた広告のストレスを感じさせず、コンテンツとして訴求内容をユーザーに届けられる点や、潜在層へのアプローチに向いている点、コンテンツの内容が面白ければSNSでの拡散などが期待できる点です。

逆にデメリットとしては、コンテンツの作成が大変な点や記事として広告を出しているのに商品の押し売り感が強いとユーザーの反感を買ってしまうこと、その他、商品購入などの最終CVまでは時間がかかる傾向にある点などがあります。

Taboolaの特徴とは?

Taboolaの知っておくべき特徴は以下の4点です。

配信サイト別の調整が可能

DSPの中には個別の配信先は確認できないことが多いですが、Taboolaの場合は配信先が個別に確認可能です。

その為、配信先を成果やブランディングの観点から個別に精査していく運用が可能です。

広告主からするとどういった配信先に広告が出ているのかを知ることができるため安心して導入することができます。

記事コンテンツではなく直接商品LP遷移も可能

ネイティブアドDSPでは、その性質上、遷移先に設定できるページはコンテンツが主体のページである必要があり、商品LPは設定ができないのが通常です。

ただTaboolaでは、精度の高いターゲティング機能から、商品LPに飛ばしても嫌がられないユーザーに絞って配信を行えるため、商品LPを遷移先として設定した広告配信が可能です。

認知獲得から刈り取りまで幅広い用途に活用ができるDSPとなっています。

広告配信面のWebメディア向けにユーザー滞在時間を延ばすための仕組みを提供

Taboolaは導入しているメディア向けに、滞在時間を延ばす仕組みを提供しています。

具体的には来訪ユーザーごとに、SNSのシェアボタンの表示の有無を切り替えたり等しています。

広告配信先のメディアの滞在時間を増やすことで、広告媒体側にもメディア側にもメリットがあることもあり、導入するメディアが増える要因にもなっています。

Yahoo!JAPANにも配信可能

Taboolaは、日本国内で最大級のメディアであるYahoo!JAPANと提携し、広告を配信することが可能です。

その他、MSN系やau web portalなど質の高いメディアを中心に配信が可能です。

Taboolaの配信先メディア例
Yahoo!JAPAN・MSN・au web portal・産経ニュース・サンスポ・l・Tech Crunch・NBCニュース 等

上記のサイトを始めとしたサイトは可処分所得の高いユーザーに好んで使われる傾向もあり、広告主側からすると、自社商品購入に繋がりやすいというメリットがあります。

リーチ面で見ると、グローバルでは月間でデスクトップユーザーの15憶人にリーチ可能で、日本国内においてもデスクトップユーザーの91.2%、モバイルユーザーの69.4%にリーチが可能です。

まとめ

Taboolaは世界最大級のネイティブアドDSPとして日本でも馴染みのある媒体となっています。

リスティングを中心とした獲得系媒体に注力し、獲得数の伸び悩みに直面しているケースなどでは、認知拡大に向けた取り組みとして力を発揮してくれるでしょう。

LPを配信先に設定できるという点も、取り組みやすい点となっています。