Facebook広告の手動詳細マッチングのタグ設定方法や導入のメリットとは?

Facebook広告には詳細マッチングという機能があります。

詳細マッチングを利用することで、効果測定の精度向上やリターゲティングの配信オーディエンスの増加などが期待できます。

そんな詳細マッチングには自動と手動の詳細マッチングがあり、手動詳細マッチングの設定は難しくどのように進めて良いかわからない場合もあるでしょう。

この記事では2つの詳細マッチングの違いや、導入するメリットや導入方法を解説していきます。

詳細マッチングとは?

詳細マッチングはサイト訪問者がfacebookにログインしていない状態の時にメールアドレスや電話番号などをサイトから取得し、それをキーにして、facebookの持つデータと紐づけをする機能です。

具体的には、サイトのログイン時等に入力したメールアドレス等の情報をfacebookピクセルタグで取得し照合します。

詳細マッチングが無い状態だと、facebookにログインしていないユーザーはfacebookからすると広告に活用することはできませんが、詳細マッチングが機能した際にはfacebookにログインしていない状態のユーザーでもfacebookのユーザーであればログイン時に広告の配信対象とすることができます。

もちろん取得した情報は特定できないようにハッシュ化されており、個人情報保護上の問題はない状態で扱われます。

ios14のアップデートに伴い、facebook広告で取得できる情報の期間や量が減っており、成果の悪化が徐々に表れてきています。

その流れを受けて、少しでも広告配信に活かせる情報を多く取得するために詳細マッチングの重要性が再認識されています。

詳細マッチングのメリットとは?

詳細マッチングの導入メリットは次の3点です。

  1. 広告コンバージョンの計測精度が向上する
  2. オーディエンスリストが増える
  3. 広告配信精度の向上

広告コンバージョンの計測精度が向上する

詳細マッチングを導入することで、広告コンバージョンの計測精度を高めることができます。

例えば、広告をクリックしサービスを認知し、後日、facebookにログインしていない状態で購入した際には、詳細マッチングが無いと広告のCVとしては計測されません。

詳細マッチングが正常に機能していれば、このケースでも広告の成果として計測でき、サービス認知に貢献した広告を正当に評価することができます。

オーディエンスリストが増える

詳細マッチングを導入することでリターゲティング等に活用するオーディエンスリストのボリュームや広告の配信量を増やすことができます。

例えば、facebookにログインしていないユーザーでも詳細マッチングによってオーディエンスに追加することができたり、facebookにログインしていないPCでサイトに訪問したユーザーに対し、スマートフォンのfacebookアプリ上でリターゲティング広告を配信する等、デバイスを跨いだ対応も可能になります。

広告配信精度の向上

コンバージョンの計測精度が上がったり、リターゲティングリストのボリュームが増加することで、広告配信に活用できるデータが増え、結果的に広告配信精度が上がり、コンバージョンの数を増やしたり、獲得単価を減らしたりする効果が期待できます。

自動と手動詳細マッチングの違い

詳細マッチングには自動と手動の2種類があります。

それぞれにメリットデメリットがあり、両方を導入することが推奨されています。

自動詳細マッチング

自動詳細マッチングは殆どのアカウントで既にONになっている場合が多いです。

確認するには、イベントマネージャの設定から確認することができます。

仮にOFFになっていたとしても、ONに変更するだけで設定は完了です。

Facebookのピクセルタグが自動で、ログイン時等に活用される情報を取得します。

メリットとしては、導入が簡単なことですが、以下のケースでは上手く稼働しません。

  • ピクセルタグがiframe内に設置されている
  • IMGピクセルタグを使っている
  • ビジネスが規制業種に属している
  • ログイン状態を長く維持することが多い

規制業種のビジネスとは、投資銀行と仲買業者、保険・金融サービス、小売り、信用組合、商業銀行、クレジット、融資、住宅ローン、医薬品・健康などを指します。

上記のような場合には手動詳細マッチングの導入が必要となります。

手動詳細マッチング

手動詳細マッチングのメリットは、前の項目で紹介した自動詳細マッチングで対応できない状況に対応できたり、その他の状況でも自動詳細マッチングとは挙動が異なるため、取得もれを防ぐ効果があります。

反面、導入にはピクセルタグのカスタマイズや動的な値の取得など、エンジニア等の協力が必要となる点がデメリットとなります。

次の項目で手動詳細マッチングの設定方法を説明していきます。

手動詳細マッチングの設定方法

手動詳細マッチングの設定では、以下の例のようにピクセルタグに取得する、メールアドレスや名前などの項目を追加します。

できるだけ多くの情報を取得した方が、データの精度は高まります。

下の図はその他の電話番号や誕生日などの情報を取得する際の設定内容です。

これらを設定した上で、サイト上でユーザーが入力した値を、ピクセルタグの緑の文字の部分に動的に挿入されるようシステムを変更する必要があります。

サイトを管理しているエンジニア等の協力を得て進めるようにしましょう。

まとめ

詳細マッチングは手動と自動の2種類があり、手動詳細マッチングを導入しているアカウントはあまり多くなくありません。

ただ、ios14のアップデートなどによりfacebook広告に活用できる情報が減少しており、その対策としても導入する例が増えてきています。

手動詳細マッチングの導入にはタグのカスタマイズやシステム改修などが必要ですが、導入により、CV計測精度の向上やオーディエンスリストの増加、その結果としての広告成果改善なども見込める為、少し大変ですが導入することが推奨されています。

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