Baidu(百度)とは?中国最大の検索エンジンの特徴や広告について

Baidu(百度)は中国最大の検索エンジンです。中国人の多さもあり、利用ユーザー数ではGoogleについで世界2位の規模を誇ります。

この記事ではBaidu(百度)の特徴や百度広告について説明していきます。

Baidu(百度)の特徴

Baidu(百度)は中国国内でパソコン・スマートフォンともに90%以上のシェアを誇る検索エンジンとなっています。

中国人の人口の多さから1日の平均検索回数は100憶会、月間利用ユーザー数は6億人という巨大サービスとなっています。

百度公司(baidu,inc)によって運営されており、本社は北京にあります。創業者は李彦宏(ロビン・リー)で北京大学を卒業後にアメリカの大学へ留学し、インフォシークの検索エンジン設計などに関わり、1999年に百度公司を設立しました。

日本でも2006年にバイドゥ株式会社を設立しpopIn株式会社と経営統合を行ったり、ボイスアプリ「LisPon」を開発したりなどの事業の他、日本の企業のBaidu(百度)広告の出稿支援などを行っています。

Baidu(百度)TOPのデザインはシンプルでGoogleに似ています。

検索窓の左上部には関連サービスへのリンクがあります。

  • 新闻:ニュース
  • hao123:Baidu(百度)が運営する情報ポータルサイト
  • 地图:地図
  • 直播:ライブストリーミング
  • 视频:動画検索
  • 贴吧:Baidu(百度)のSNS
  • 学术:学術関連検索
  • 更多:その他のサービス

基本的なサービスである、ニュースや動画検索サービスなどに加え、中国人に人気のライブストリーミングなどの新たなサービスも積極的に展開しているのが人気の理由ですが、Googleよりも多く利用されている理由は中国独自のインターネット検閲にあります。

そもそも中国では、GoogleやFacebookのサービスを利用することができません。

その為、Baidu(百度)を始めとした中国独自のインターネットサービスが発展しています。

Baidu(百度)広告とは?

中国でのWebプロモーションでは欠かせないBaidu(百度)ですが、大きく分けて4つの広告メニューを展開しています。

百度リスティング広告

いわゆる検索連動型広告で、Baidu(百度)の検索結果画面に広告を表示できます。

クリック課金で、広告品質スコアなど他の広告メニューと同じルールでクリック単価が決まっていきます。

広告文に使用できる文字数はタイトル25文字、説明文が前半40文字、後半40文字の計80文字となっています。

百度アドネットワーク広告

GoogleでいうGDNにあたるサービスです。

百度のネットワークに配信が可能で、PC・スマートフォン・アプリなどへの1日180憶インプレッションの広告枠を抱えています。

静止画や動画の他、画像とテキストを組み合わせた広告の配信が可能です。

ターゲティングはエリア・興味関心・年齢・性別・配信面・検索キーワード等が可能です。

クリック課金・インプレッション課金の選択が可能です。

百度インフィード広告

Baidu(百度)のアプリ面へ配信できるインフィード広告です。

ニュースなどの枠に広告を配信できるため高いクリック率が期待できます。

約60憶PV/日の広告在庫を抱えており、百度アドネットワーク広告同様に年齢、性別、興味関心、地域などでターゲティングが可能です。

百度ブランドリンク広告

百度ブランドリンク広告とは、自社名やブランド名、サービス名などが検索された際に、検索結果画面上位に表示できる広告です。

事前に申請する必要があり、正式に自社のサービスに関連すると認められたキーワードのみ出稿が可能です。

通常の検索広告と異なり、画像が表示できたりなど大きな広告枠となっており、通常より高いクリック率となります。

課金形態は期間保証型となっています。

まとめ

中国で90%以上のシェアを誇るBaidu(百度)は中国でのWebマーケティングには活用が欠かせません。

検索連動型、ディスプレイネットワーク型、インフィード型、ブランドリスティング型と4つのタイプの広告メニューがありますが、どれも他の広告媒体を運用したことがあるひとであれば違和感なく活用することができるでしょう。