世界中で活用されているDSPのAdRollは2007年にサンフランシスコで創業したNextRoll(旧AdRoll Group)によって開発されました。
日本でも2015年から事業を開始しており、2018年には楽天と共に新会社楽天アドロールを設立してサービスを強化しています。
この記事ではAdRollの特徴や活用のメリットを初心者にも分かりやすいようにかいせつしていきます。
AdRollの特徴
AdRollの特徴は主に4つあります。
楽天データを含めた大量のデータ
従来AdRollが保有していた配信に活用できるデータに加え、楽天との連携により楽天市場などのデータも広告に配信することができるようになりました。
楽天の持つ購買に直結するデータを活用することで、より購入に結びつきやすい広告配信が可能になりました。
広告媒体間での重複を考慮した広告配信
AdRollではクッキーベースではなく、ユーザーIDベースでの管理が可能なため、デバイスの違いにより同じ人に同じ広告を配信し過ぎてしまう配信を抑制できます。
他の広告媒体もパラメーターを活用して配信することで、同じユーザーの広告接触頻度に応じた広告クリエイティブの出し訳や配信量の強弱が可能になります。
facebookやtwitterにも配信可能
AdRollはfacebookやinstagram、twitterなど主要なSNSにも広告配信が可能です。
一つの管理画面から複数の広告媒体へ効率的に配信できるため、管理工数の削減が実現できます。
メールマーケティングにも対応
AdRollはCriteoのようにユーザーの興味に応じた商品を広告配信していくリマーケティング広告としての活用や、新規向けのプロスペクティブ広告配信などが可能です。
特徴的なのがそれらに加えてメールDMにも接続して、ユーザーごとに合わせたメールを配信する機能もあります。
他のDSPには無い特徴となっており、既にCriteoなどのDSPを導入している場合でも追加するケースがあります。
まとめ
AdRollは世界有数のDSPに楽天のデータが加わり強力なDSPとなりました。
主要なSNSにも配信でき、メールマーケティングにも応用が可能なため導入にメリットが高いDSPです。
他のDSP含め既に複数媒体を運用している場合も追加のメリットは大きいですが、まだGoogle広告やYahoo!広告などあまり媒体を導入していない場合は特に導入するメリットが大きいDSPと言えるでしょう。