大手メーカーのマーケティング部への転職や業務内容

広告代理店で働く人にとって、事業会社のマーケティング部への転職は理想的なキャリアの1つとなっています。

その理由としては、クライアント側に立場が変わる点、マーケティング全体に深く関わりやすい点、給料が高く労働条件の改善が見込める場合が多いためです。

今回、大手電機メーカーのマーケティング部の勤務経験があるY・Sさん(仮名)からの情報を参考に、大手メーカーへの転職事情や実際の業務内容についてまとめました。

大手電機メーカーのマーケティング部の仕事内容とは?

以前、業界最大手電機メーカーのマーケティングに勤務し「エアコンの販売から、メンテナンス」その他の家電などの広告宣伝を行っていました。

マーケティング部署に所属して、企画部や営業との連携を図りながら、主に販売促進などの仕事を担いました。はじめは、市場調査などを行い、各市場の売れ筋、競合他社の調査等を行いました。

マーケティングでも、広告、デザインに関しての仕事だけでなくグラフ作成、市場調査、また、さまざまなデータ作成を行います。そのためデザイン系のスキルからデータ処理のスキルなどが求められ、

仕事内容は主に売れている支店別の「データ作成、また、各部分パーツごとの価格表づくり、企画、イベントに参加する際の準備、広告、カタログの配送」など多岐にわたって仕事をしていきます。まず転職でも入社2年目までは多くの雑用をこなしながらキャリアアップしていくのが大手のメーカーです。工場への視察なども行きますし、商品や取り扱っているサービスを社員が勉強するようにカリキュラムに従い社員生活を送ります。社員も引き続き商品知識などの勉強が必要となります。

1日のスケジュール例

ある1日のスケジュールを紹介します。


8:30 出勤、メールチェック、資料作成

9:00 社内で会議に参加、広告や新しい宣伝についいての打ち合わせ

9:30 市場調査、値段や売り上げなど、また、各業者との打ち合わせ

   配送業務準備、ショールームやお客様への対応準備

12:00 昼食休憩

13:00 更に市場調査、競合他社の調査

16:00 デザイン、広告の作成業務、配送

18:00 退社


大手メーカーのん勤務は社員は毎日みなさんかなり規則正しく出社してお仕事をしています。

休暇が取りづらいなどのデメリットもあるので、前もって上司に休暇を取りたい日にちを伝えておく必要があります。しっかり計画的に自分で休みたい日を予約しておかないと、そのまま休暇を利用しないで一年が終わってしまいます。

年収やキャリアプラン

マーケティング部勤務での年収は初任給で「380万円」。ボーナスは夏は「月給2ヶ月分・冬」あります。「月給5ヶ月分で、約180万円」など、高待遇なケースが多いです。

5年以上勤務する等して主任の役職がつけばその分の役職手当がつきます。また、マーケティングや企画の部長クラスならば、更に高級が貰えます。

マーケティングの仕事は広告制作から販売促進、市場調査などを行うために、年間非常に忙しく仕事をする部署です。展示会や、パーティなどがあればそれに対応するために忙しく働き回ることもあります。

忙しい仕事ではありますが、働きやすい環境も用意されていますし、長く働くことで更に高い年収を目指せます。

求められる人材やスキルとは?

マーケティング部署の転職に成功するためには、WEBマーケティングの知識や長年の営業経験など、高い専門性が求められることは当然ですが、その中でも特に重視される点があります。

それはデザインや商品販売促進などに関わった経験です。

デザインは制作会社や広告代理店と連携して作り上げていきますが、コンセプトやそれに沿ったデザインに仕上がっているかなどを最終的に判断する力が求められるため、現在WEBマーケティングに関わっている人には、デザインにもより注意して仕事を進めることをお勧めします。

その他、商品をより売れやすくするためにキャンペーンを企画・実施するのもっメーカーのマーケティング部の重要な仕事となるため、それらの業務経験は高く評価される傾向にあります。

また、大手メーカーのマーケティング職に転職成功するためには、日本語だけでなく英語なども喋れると転職に有利です。

世界的な支社を持っている企業の場合は「中国、米国、南米、ヨーロッパ、マレーシア」などで海外勤務になる可能性も十分にあります。

大手メーカーへ転職する際の注意点

大手の会社と言えども「業績の良い大手会社、悪い大手会社」と分かれるので、転職の際には、十分に勤務先の環境などにも気を配る必要があります。

昨今は、所属部門やその他の部門の影響を受け、会社が不況となり、リストラの対象となることもよくある話になってきています。

また、近年多くの大手電気メーカーは白物家電販売よりもITなどのシステムなどを重要視しています。「データ管理、システム開発の仕事、また医療関係の機器販売」などにも力を入れています。そのため展開してきた家電販売事業の多くを切り離して新たなたくらみに挑戦している最中なので、転職の際にも、以前の仕事の経験を活かすことが出来るかどうかが重要です。

まとめ

大手メーカーのマーケティングの仕事は「企画、販売促進、デザイン」と多くのスキルが必要です。そのため、転職の際にはデザイン関係や、他のマーケティング部署での勤務経験があれば、キャリアアップなども可能です。

マーケティング部署は大手メーカーの他の部署と比較して、特段高い給料がもらえるわけではありませんが、長く勤務すれば、高い給料も目指せる部署です。

大手メーカーならば福利厚生や手当なども充実しているので、転職希望者も多い部署ですが、メーカーによっては常時、有能なマーケターを募集しているので、様々な経験を活かして仕事をしたい方におすすめの部署です。

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