データフィードツールを活用したWEB広告改善の具体例

複数商品を扱うECサイトのプロモーションで重要なのがデータフィードの活用です。

GoogleのShopping広告やFacebookのDPA広告ではデータフィードを活用しますが、それらの広告の配信効率をより高めるためにデータフィードツールを導入する方法があります。

この記事ではお勧めのデータフィードツールやWEB広告での具体的な改善方法を解説します。

データフィードツール提供会社

データフィードツールを提供している企業の中から実績も豊富なお勧めの2社をご紹介します。

dfplus.io

株式会社フィードフォースが提供しているデータフィードツールが「dfplus」です。

データフィードツールの基本機能である、データフィードの作成や項目の追加・変更などの基本機能に加え、GoogleやFacebookとの広告連携において、成果に応じてデータフィードの内容をカスタマイズする自動最適化機能が特徴です。

また費用もお手頃で、初期費用無料で月額3万円から利用が可能です。1ヶ月無料トライアルがあるのもうれしい点です。

連携媒体はGoogle/Yahoo!/Facebook/Criteo/LINE/indeed/KANADE/Logicadなど多くと連携しています。

ECシステムととは、カラーミーショップ・MakeShop・futureshop等と連携しています。

dfplus.ioの詳細はこちら

Gyro-n DFM

株式会社ユニヴァ・ジャイロンが運営しているデータフィードツールです。

特徴としては、サイトをクロールしてデータフィードを作成することができる点にあります。

その為、ECサイトがデータフィード用のURLの出力機能が無かったり、外部自動連携機能が無い場合でも対応が可能です。

データフィードツールとしての基本機能である、データフィードの作成や自動更新、各項目のカスタマイズや項目の追加などは全て対応しています。

またアトリビューション分析ツールであるアドエビスとも連動しています。

導入費用は初期費用として最低5万円、月額3万円が発生します。連携したい広告媒体数などによって導入に必要な料金は変動してくるため、詳細は問合せが必要になります。

Gyro-n DFMの詳細はこちら

データフィードツールを活用した改善例

それでは実際にデータフィードツールを導入した後のWEB広告の改善例をご紹介します。

商品名を変更してShopping広告のタイトルや検索対象語句を最適化

Google Shopping広告では商品詳細ページに記載してある商品名が広告のタイトルとして利用されます。またどの検索キーワードに対して広告が表示されるかも、商品名や商品説明を元にGoogle側で自動的に決まります。

その為、広告に表示されるタイトルもシンプルなものになりがちです。

そこでデータフィードツールを活用して、広告出稿時にのみ「セール中」などの文言を冒頭に追加したり、商品の特徴を伝えるキーワードを追加することができます。

また検索キーワードとして広告を表示させたいキーワードをタイトルや説明文に加えることにより、広告表示回数を増やしたり、CVRを高めたりすることも可能です。

additional_image_linkを追加して1商材を複数画像で訴求する

商品詳細ページには1つの商品を様々な角度から紹介した写真画像があるのに、広告ではメインの1枚しか使えていないというケースが良くあります。

そこで、データフィードツールを活用して、Google Shopping広告やFacebook広告で追加画像を設定する項目の「additional_image_link」を設定すると、広告上で複数の画像を使うことができます。

Google Shopping広告での複数画像設定時

Google Shopping広告では赤枠内に複数の画像を表示することができ、訴求力を高めCTRを高めることができます。

Facebookでは、カタログ広告においてスライドショー機能を使うことができ、自動で複数画像をスライドショーで見せる広告で各商品を紹介してくれるようになります。

カテゴリー分けを広告用に行う

広告用のデータフィード項目で適切にカテゴリー枠をすることは配信効率を行う上で重要です。

カテゴリー分けが適切にできていないと、1つの広告に3商品表示される場合に、関連性の低い商品が表示されてしまったり、レコメンド広告で関連性の低い商品がお勧めされてしまう可能性があります。

そうならないようにデータフィードツール上で独自のカテゴリーを作成し、各項目に設定することで、商品詳細ページやサイトを大幅に回収することなく、広告配信の最適化が可能となります。

まとめ

データフィードの活用は現在のWEB広告の最適化において重要な取り組みの一つです。

特に多商品ECサイトでは大きな改善効果を発揮します。

データフィードツールは月額数万円から活用できるものもあるため、導入により広告改善の打ち手は大きく広がります。

導入により、広告効果を8倍以上に改善した等の事例もあるため、積極的にトライしてみましょう。

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