テキスト広告文作成のコツとして広告運用者に求められること

Web広告運用職の求人票の募集欄にはコピーライティング含むと記載されている場合があります。

小規模な案件を中心にWeb広告のテキスト部分は運用担当者が考える場合があります。

コピーライターじゃないし、そんなの無理と思う人も多いかもしれませんが、それほど悩まなくてもOKです。

この記事では現役のWeb広告運用者が多くのテキスト広告を作成してきた中で見つけたコツをご紹介します。

まずは素材となる文言を集める

まずはテキスト広告をつくる際の元となる文言をできるだけ多く集めましょう。

その上で、順番や組合せを変えたり、装飾したりして完成させていきます。

HPやLPを参考にする

まずはHPやLPの内容や使われているコピーを参考にしましょう。

よく考えられた末にクライアント側で既にOKを出していると思われるので、NGになる可能性が低いですし、多くの場合、王道の1訴求として使われます。

よく使われる内容を書き出す

多くの広告文で使用され、高い効果を出しやすい内容を紹介します。

  • 公式/商品名
  • 〇%割引
  • 送料無料
  • 〇〇(有名人)も愛用
  • 〇月〇日まで

”公式/商品名”は、指名検索ワードの広告文には必須です。”公式”を入れることで、より信頼感を得ることができます。

その他、送料や商品の割引情報も効果が高いです。

もし仮に著名なインフルエンサーなどと連携している場合は、彼らの名前を出すことで高いクリック率の広告を作ることが可能です。(事前に使用可否は要確認)

最後に〇月〇日までのキャンペーンなど、今買う理由を提示する広告文も効果が高いです。

ターゲットユーザー像から考える

最後にターゲットユーザーを仮定し、そこからその人達に魅力的にうつりそうな様々な広告文を考えていきましょう。

例えば、ターゲットユーザー像は2-3つ考え、それぞれについて以下の様な観点で考えていきます。

ファクト

ファクトは”有効成分〇〇配合”や”〇〇機能付き”などの製品の特長そのものからくる強みです。

ファクト自体に強みがあり、ユーザーがそれを見ただけで欲しくなる要素であれば入れていきましょう。

既に市場が出来上がっており、競合が多く、性能の違いで選ばれる商材などで有効です。

メリット

メリットは製品の強みから生み出されるユーザーのメリットです。例えば、”有効成分〇〇%UP”と成分が大いファクトに対のメリットは”1日1回の利用でOK”等となります。

よりファクトから生み出される実際のメリットを記載する形にります。

この後に紹介するベネフィットよりは、ユーザー各人に響く力は弱まりますが、より多くの人に響く可能性があります。

ターゲットユーザーが絞り切れていない場合などに有効です。

ベネフィット

最後に紹介するのがベネフィットです。

”1日1回の利用でOK”というメリットから更に一歩ユーザーの生活を想像して、”忙しくても続けられる”や”忙しいあなたへ”等の訴求が可能です。

これは、ある悩みはあるけども、忙しくてなかなか続けられないというピンポイントな悩みをもっている人には強い効果を発揮します。

実際の広告文を仕上げていく

素材が揃ったら次は実際に広告文を仕上げていきます。

広告文を作る時のポイントは、とにかく分かりやすくすることです。

広告文はじっくり読み込むというより、瞬間で興味のある無しを判断されます。

その為、できるだけシンプルに、わかりやすくすることが重要です。

その為に気を付けるポイントを上げます。

  • できるだけ短く
  • 一般的な言葉をつかう
  • 正しい日本語を使う
  • 数字で出せる場合は積極的に活用する
  • 強調したい箇所は【】や/などで目立たせる

文章を装飾する際に記号を使うと書きましたが、広告媒体によって記号の使用ルールは厳密に決まっています。

記号の使用可否に関してまとまっている記事があるのでご紹介しておきます。

リスティング広告の広告文で使える記号一覧

その他のコツ

広告文を作る際に他に気を付けるべき点を紹介します。

重要語句を広告文に入れる

検索される機会が多いなどの重要ワードはできるだけ、広告文に入れるようにしましょう。

ユーザー自身が検索したワードなので、その文言を含まれていることで目に留まりやすくなりますし、テキスト広告内の同じ語句がハイライト表示されるというメリットもあります。

広告カスタマイザの活用

Googleの検索広告で使える機能で、ユーザーの検索語句に応じて指定の広告文を表示させることができます。

例えば、多商品ECサイトで検索された商品によって表示させたい広告を変えたい場合などに有効です。

まずは多くの広告文を考える

悩み過ぎてしまって、なかなか広告文が出来上がらない場合は、とにかくまずは気軽にアイデアをつくってみることをお勧めします。

そして、まずはABテストをして成果を見てみることです。

広告配信側が良い悪いを判断するのではなく、ユーザー側に判断してもらいましょう。実際に、こちらが意図しなかった、広告文が良い成果を発揮することもよくあります。

またレスポンシブテキスト広告により、複数の広告文をセットして、成果の良い広告を配信システム側が判断してくれる手法も一般化してきています。

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