インバウンドマーケティング訪日人数国別ランキング最新版と2021年の予測

2020年 訪日外国人総数ランキング

順位(前年の順位)訪日人数伸び率
1中国1,069,300-88.9%
2(3)台湾694,500-85.8%
3(2)韓国487,900-91.3%
4香港346,000-84.9%
5(6)タイ219,800-83.3%
6(5)アメリカ219,300-87.3%
7(10)ベトナム152,500-69.2%
8(7)オーストラリア143,500-76.9%
9(8)フィリピン109,100-82.2%
10(12)インドネシア77,700-81.2%
出展:日本政府観光局(JNTO)

コロナの影響で各国80~90%の割合で減少しています。

全体の数では2019年の31,882,049人に対して4,115,900人と-87.1%と昨年の約1割に落ち込んでいます。

国ごとのコロナの感染状況や規制によっても影響を受けています。

参考までに2019年の国別訪日人数ランキングも見てみましょう。

2019年 訪日外国人総数ランキング

順位訪日人数伸び率
1中国9,594,39414.5%
2韓国5,584,597-25.9%
3台湾4,890,6022.8%
4香港2,290,7923.8%
5アメリカ1,723,86112.9%
6タイ1,318,97716.5%
7オーストラリア621,77112.5%
8フィリピン613,11421.7%
9マレーシア501,5927.1%
10ベトナム495,05127.3%
出展:日本政府観光局(JNTO)

顔ぶれはそこまで変わりませんが、2020年と比較して順位の変動が起こっています。

また韓国は2018年と比べ訪日人数が大きく減少していますが、政治問題などが影響していると考えられます。

2021年の動向予測

2021年はコロナワクチンも広まり、徐々に海外旅行も解禁されてくると思われます。

訪日旅行については、国ごとのコロナの感染状況やそれに連動しての東京オリンピックの開催有無、観客動員の有無によって大きく数値が変動すると思われます。

日本の海外からの入国制限

2021年3月1日現在、外務省のHPの情報によると、特別な事情が無い限りは以下の国からの入国を拒否する対応が取られています。


アジア

インド、インドネシア、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ブータン、マレーシア、ミャンマー、モルディブ

北米

カナダ、米国

中南米

アルゼンチン、アンティグア・バーブーダ、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、ガイアナ、キューバ、グアテマラ、グレナダ、コスタリカ、コロンビア、ジャマイカ、スリナム、セントクリストファー・ネービス、セントビンセント及びグレナディーン諸島、チリ、ドミニカ共和国、ドミニカ国、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、ハイチ、パナマ、バハマ、パラグアイ、バルバドス、ブラジル、ベネズエラ、ベリーズ、ペルー、ボリビア、ホンジュラス、メキシコ

欧州

アイスランド、アイルランド、アゼルバイジャン、アルバニア、アルメニア、アンドラ、イタリア、英国、ウクライナ、ウズベキスタン、エストニア、オーストリア、オランダ、カザフスタン、北マケドニア、キプロス、ギリシャ、キルギス、クロアチア、コソボ、サンマリノ、ジョージア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、タジキスタン、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、バチカン、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベラルーシ、ベルギー、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポルトガル、マルタ、モナコ、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、リヒテンシュタイン、ルーマニア、ルクセンブルク、ロシア

中東

アフガニスタン、アラブ首長国連邦、イスラエル、イラク、イラン、オマーン、カタール、クウェート、サウジアラビア、トルコ、バーレーン、パレスチナ、ヨルダン、レバノン

アフリカ

アルジェリア、エジプト、エスワティニ、エチオピア、ガーナ、カーボベルデ、ガボン、カメルーン、ガンビア、ギニア、ギニアビサウ、ケニア、コモロ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボワール、サントメ・プリンシペ、ザンビア、シエラレオネ、ジブチ、ジンバブエ、スーダン、赤道ギニア、セネガル、ソマリア、中央アフリカ、チュニジア、ナイジェリア、ナミビア、ボツワナ、マダガスカル、マラウイ、南アフリカ、南スーダン、モーリタニア、モロッコ、モーリシャス、リビア、リベリア、ルワンダ、レソト


この一覧には、訪日人数上位の中国・韓国・香港・台湾などは含まれていません。

では既に、これらの国からの訪日人数は増えてきているのでしょうか?

2021年1月 訪日外国人総数ランキング

順位訪日人数伸び率
1中国10,20098.9%
2ベトナム20,00060.3%
3韓国2,50099.2%
4アメリカ1,20099.0%
5フィリピン1,00098.1%
6インドネシア90097.6%
7タイ70099.4%
8台湾60099.9%
9フランス60096.4%
10ドイツ40096.4%
出展:日本政府観光局(JNTO)

1月は日本国内でのコロナウイルス患者の急増や緊急事態宣言の発令もあり、全前月より訪日人数は減少に転じています。

国別では特別な事情による入国が中心と思われ、入国制限のない国からの訪日客が戻ってきているという状況ではなさそうです。