この記事ではマーケターにお勧めのフリーランスエージェントやフリーランス案件紹介サイトをご紹介します。
また、私自身、マーケターとして独立しフリーランスとして働いているので、その経験を通じて得られた知見を、フリーランスとして独立しようか迷っている方向けにご紹介します。
マーケター案件を紹介してくれるお勧めのエージェント・サイト5選
フリーランスとして働く人が近年多くなっています。
その理由の1つにフリーランス案件紹介サイトやエージェントの数が増加があります。
注意しないといけないのは、サービスの殆どがエンジニア向けである点です。
それらの数あるサービスの中からマーケターでも活用できるサイト・エージェントをご紹介します!
総案件数27万件以上!フリーランススタート
複数のフリーランスエージェントや案件紹介サイトの求人を横断検索可能な、フリーランス案件のポータルサイトのようなサービスです。
案件数が圧倒的に多いためマーケターに絞った場合でも2022年3月時点で500件以上の案件が掲載されています。
案件数が少ないと思われた方もいるかもしれませんが、マーケター向けの案件はまだ少ないのが実情です。マーケター向けの案件数で言えば、おそらく最も多いのがフリーランススタートでしょう。
もしデザイナーやWEBディレクターとしての働き方も可能であれば、より多くの案件を見つけることができます。
マーケター向けフリーランス案件の全体像をつかむ上でもまずは登録してみることをお勧めします。
高報酬!上流マーケター向けのHigh Performer Consultant(ハイパフォーマーコンサルタント)
コンサルタント向けの案件がメインのハイパフォーマーコンサルタントですが、マーケティングの戦略立案含めた業務案件がマーケター向けに紹介されています。
2022年3月時点で約130件が掲載されています。月額報酬は100万円~200万円程度の案件が多く、高報酬の案件が中心となります。
PMOとしてプロジェクトの戦略策定から実行までを任される案件が最も多く、その他リサーチやWEB広告を活用したプロモーション案件などもあります。
デジタル案件特化型のエクストリームフリーランス
デジタル系の案件に特化したエクストリームフリーランスでは、WEBマーケティング案件を中心にマーケター向けの案件が掲載されています。
WEBマーケティングの案件は2022年3月時点で約20件と少ないですが、随時新規案件が更新される可能性が高いため、とりあえず登録し、良い案件がくるのを待つのがおススメです。
担当者との相談を通して自分自身をアピールできていれば、マッチする案件が出てきた際に、いち早く紹介してもらうことができます。
マーケター案件に強いカイコク
カイコクはマーケター・デザイナー向けのフリーランス・副業案件紹介サービスです。
案件数自体は多くありませんが、デザイナー向け案件以外は、マーケター向けとなるため登録をお勧めします。
案件数は非公開となっているため、まずは登録してコンサルタントに相談し自分に合う案件があるか聞く必要があります。
また登録者数が7,526人(2022年3月時点)と公表されており人気のサービスではありますが、その分、各案件の競争率が高いとも言えます。
スキル次第ではありますが、私自身も案件に応募し企業面談には度々進みましたが、なかなか稼働までは進まみませんでした。コンサルタントからは採用率は約10%程度と言われたので、10回程度は最低でも面談まで進む覚悟が必要でしょう。
マーケティング領域に特化!Lect satellite
マーケティング領域の案件に特化したエージェントサービスです。
案件数は非公開となるため、登録後の面談で自身のスキルに合った案件があるかを聞く流れになります。
対象となる職種としては、デジタルマーケター・戦略コンサルタント・リサーチャー・アナリストなどマーケティング領域の職種を広くカバーしています。
高報酬・リモート案件多数などフリーランスに人気の案件を強みにしています。
マーケターとして独立(フリーランスになる)ために大切なこと
マーケター向けの案件数はエンジニア向けと比べて1%以下で数は圧倒的に少ない状況です。
私自身もフリーランスとして案件を獲得して独立するまでに正社員としてのスキルアップ含め、様々な苦労と乗り越える工夫をしていきました。
ここではその経験を元に、マーケターがフリーランス案件を獲得するためのコツをお話します。
1.複数サービスに登録し案件を待つ
ご紹介してきたように、マーケター向けのフリーランス案件はエンジニアの1%と以下とまだまだ少ない状態なので、できるだけ多くのエージェントやサイトに登録し、スキルに合った案件を探すことが重要です。
案件数は増加傾向にあるので、中期的に考え、新しい案件が出てきた際にすぐに応募できる状態を作って”待つ”ことも重要になります。
また正直、案件を選り好みしていては、案件獲得は更に難しくなるため、まずはできる案件には広く応募し、獲得するというスタンスが重要になります。
2.エージェントに自身を売り込んでおく
フリーランスエージェントに登録するだけではなく、登録後に担当者と面談し、希望の案件やスキルをアピールしておくことが重要です。
そうすることで、合致する案件がでてきた際に素早く案内してもらうことも可能になります。マーケター向け案件は競争率も高いため、新規案件にどれだけ早く応募できるかも重要になります。
またサービスに登録すると定期的に新規案件はメール等で案内されるためそれらのチェックもこまめにしましょう。
3.マーケティングスキルを磨く
当然ですが、マーケター向けのフリーランス案件は競争率が高いため、高いスキルが必要となります。
現時点でスキルが不足していると思ったら、転職をしてスキルを磨き2~3年後の独立を目指す等の中長期戦略も大切です。
私自身、フリーランスとしての独立を考えから、転職して3年で2社を新たに経験し、その後フリーランスとして案件獲得することができました。
スキルを磨く場合、専門分野に特化する方向性と広くマーケティングスキルを身に着ける方向性があります。
これはどちらの方が優れているというわけではなく、どちらにも良さがあるため、現在の自身のスキルや今後どのように活躍したいかを考えてみましょう。
その為にもまずは、現在どのような案件があるかを知るうえでフリーランススタートで案件を見てみたり、Lect satelliteに相談に行くなどは、今後の方向性を明確にする上で役立つでしょう。
スキルアップのためにマーケターとして別の会社への転職を考える際には、マーケティング業界に強い宣伝会議の運営する転職エージェント、マスメディアンがおススメです。
マスメディアン
デジタルマーケティング・WEB広告業界を目指すならまずは登録すべき広告・WEB・マスコミ業界に特化した専門の転職エージェント
対応エリア | 強み |
全国対応(東京・大阪・名古屋・福岡・金沢・オンライン) | 広告業界特化 |
広告業界に特化した転職エージェント。WEB広告の案件も豊富に抱えており、業界に詳しい転職エージェントが一から丁寧に教えてくれ、業界未経験者にとっては非常に強い味方となる。一概にWEB広告と言っても仕事内容は会社によって大きく異なり、転職したが思っていたことと違っていたという失敗に陥らないためにもより詳しい転職エージェントに相談する必要がある。
最近では、インハウス求人(一般企業の宣伝、広報、マーケティング、デジタル・Web、クリエイティブ部門の求人)も増加している。
エリアも東京・名古屋・大阪・福岡・金沢と全国の主要都市に対応している。面談に行くと専門情報誌の「宣伝会議」が1冊貰える特典も。
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フリーランスとして独立してわかった意外なこと
マーケターとしてフリーランスになってみて、なる前に思っていたことと違う点をいくつかご紹介します。
フリーランスとして独立すべきか悩んでいる方は参考にしてみてください。
フリーランスは不安定ではない!?
一般的にフリーランスは正社員に比べ収入が安定していないと思われています。
ただ実際にフリーランスとして働き始めると、現状は仕事が終わり契約を打ち切られる雰囲気は一切ありません。逆にどんどん仕事が増えている状況です。
当然、その人や職場により状況は変わるかと思いますが、企業からすると特定のスキルに強みのある人材が採用できる、そしておそらくフリーランスとして独立を考えている方は少なからずスキルは高い傾向がある、そんな人材を企業側は簡単には手放したくありません。
当然、経営状況が悪化した際には、クビになる可能性は高いですが、そんな状況になれば正社員であっても転職を考える人が多いでしょう。
フリーランサーは案件が終わる可能性もありますが、当然、正社員の転職と同じように次の案件を探しにいけるので、特にリスクが高いとは感じていません。
気になる給料は?2倍~3倍!?
フリーランスとして独立することのメリットはやはり年収アップでしょう。
人によって異なることは当然としても、正社員時代の2~3倍を稼ぐことはそれほど難しくなく、むしろ多くの人がそうなっているように感じます。
正社員として年収を100万円上げるのは非常に大変なことかと思いますが、働き方を変えることで、一気にその数倍の年収アップを実現できる可能性が高いです。
フリーランスはスキルが陳腐化してしまう?
これも一般的にフリーランスのデメリットとして語られる内容ですが、これも人次第でどうにでもなるなと感じています。
フリーランスだから、責任のあるチャレンジングな仕事を任せてもらえないとは一概には言えません。私自身はむしろフリーランスとして働き始めてチャレンジングな仕事の方が多く、成長スピードが正社員時代よりも早くなったなと感じています。
逆に正社員でも成長を感じられないこともありました。本人の意識によってこの辺りはいかようにも改善できるため、スキルの陳腐化が気になってフリーランスをためらっている人にはあまり心配しなくて良いと伝えたいです。
まとめ
この記事ではマーケター向けのフリーランス案件を紹介してくれる貴重なエージェントやサイトをご紹介しました。
フリーランス案件はエンジニアやデザイナー向けが中心でマーケター向けはまだまだ数は少ない状況ですが、案件数は着実に増えてきています。
常日頃からスキルアップを怠らず、同時に自分に合った案件情報あったらすぐに応募できる状態をつくり、中長期で備えることがマーケターがフリーランスとして独立するためには大切になってきます。