ランサーズはクラウドワークスと共にクラウドソーシングサービスの大手サービスで、掲載案件数は約180万件(2021年3月時点)と多くの仕事案件が掲載されています。
この記事ではフリーランスITエンジニア向けにランサーズの特徴や活用方法を解説していきます。
クラウドソーシングサービスとは?
クラウドソーシングサービスとはWEB上で様々な仕事の発注側と受注側をマッチングさせるサービスです。
フリーランスITエンジニア向け案件紹介サービス大手のエミリーエンジニア等のサービスでは、発注者と受注者の間にカウンセラーが入り、やり取りを仲介しますが、クラウドソーシングサービスではそれがありません。
受注者と発注者がWEB上で直接やり取りし、条件が合えば業務を開始し完了時に報酬が支払われます。
間に人が入らないこともあり、安価な案件の掲載が可能になります。
中には数十万円などの案件もありますが、基本的には単発の数万円~10万円前後の案件が中心になります。
ランサーズの案件の特徴とは?
ランサーズはクラウドソーシングの中でもクラウドワークスと並び国内最大規模のサービスとなります。
2021年3月時点で掲載案件数は約180万件に上りますが、エンジニア向けの案件はごく一部の約2,000件となります。
案件の中心は、ライティングや事務作業、Webサイト制作、ロゴ制作、市場調査などでライターやデザイナー、マーケター向けが多いです。
その為、フリーランスITエンジニアが案件を獲得するメインのサービスとして活用するのは難しくなります。
ただエンジニアはランサーズを利用する価値が無いのかと言うとそんなことはありません。
ランサーズに掲載されている案件のほどんどが単発の案件です。
「◯◯のできるシステム開発を30万円で」等の案件が多く掲載されています。
毎週固定で数日働くといった必要もなく空いた時間で作業を完了させれば良いので、メインの仕事の合間に取り組む案件を探す場所として活用できます。
メインの仕事はフリーランスITエンジニア案件紹介に特化したサービスを利用しつつ、サブでランサーズ等のクラウドソーシングサービスを活用しましょう。
フリーランスITエンジニア向け案件紹介サイト比較
ランサーズの利用方法
ランサーズの利用は自身のプロフィールの登録から始まります。
自己紹介や過去の経歴・実績などをできるだけ詳しく登録します。
そうすることで、案件応募時に採用されやすくなるだけでなく、発注者側からプロフィールを見て、仕事のオファーが直接くることもあります。
基本的には掲載されている案件の中から、条件の合う案件を探し、仕事に応募していきます。
発注者から反応があれば、チャット形式のメッセージ機能で詳細を確認し合い、互いの条件が合えば、業務を開始します。
発注者は業務が開始した段階で、仮払いとしてランサーズ上で支払いをします。
納品時にその費用は受注者にランサーズのサービス利用料分を差し引いて振り込まれますが、仮払いは済ませてあるので、費用を回収できないリスクを減らすことができます。
業務終了後はお互いが評価をし合い、評価結果は第三者も確認できる仕組みになっています。
その為、受注者も発注者も相手にとって良くない対応を取ると次回以降の案件の受注や仕事の発注に影響が出る為、サービスの質を維持し、マナーよく振る舞うことを促すシステムになっています。