データフィードの活用は多くの商品を扱うECサイトのWebマーケティングを中心に重要な取り組みになりつつあります。
ただ多くのマーケティングにおいて十分に活用しきれているとは言えず、まだまだ発展途上の分野です。
この記事では今後も需要が伸びるであろうデータフィードの活用方法や関連する企業などを紹介していきます。
データフィードに詳しくなり、マーケティング力をアップさせましょう。
データフィード管理ツール企業ランキング
No | 企業名 | サービス名 |
---|---|---|
1 | 株式会社フィードフォース | dfplus.io |
2 | 株式会社ユニヴァ・ジャイロン | Gyro-n DFM |
3 | ニフティライフスタイル株式会社 | DFOマネージャー |
4 | 株式会社メディックス | M-Feed |
フィードフォース
”dfplus.io”というデータフィード管理ツールの開発から販売、導入、活用支援までおこなう。
Web広告関連会社をグループに持ち、データフィードツールを活用した広告支援サービスも提供している。
グループ会社にWeb広告の運用に定評のあるアナグラムがある。
ユニヴァ・ジャイロン
”Gyro-n DFM”というデータフィード管理ツールの他にも、SEOマネジメントプラットフォームやLPO最適化ツール等、マーケティングを支えるお役立ちツールを多数開発している。
”Gyro-n DFM”は月3万円から活用でき、多くの広告代理店に活用されている。
ニフティライフスタイル
ニフティ不動産やニフティ求人など様々なメディアを運営する、ニフティライフスタイルが、開発、販売しているのが”DFOマネージャー”というフィード生成ツール。
提供型のツールのみではなく、フィードの活用を支援してくれる”DFOプレミアム”というサービスも展開している。
データフィードとは?
上で紹介しているのが、データフィードのサンプルです。CSVデータやタブ区切りのテキストデータで作成されることが多く、各列にidや商品名、画像URLなどの分類項目を持ち、商品点数分の行数が追加されます。
自社サイトの商品情報を広告媒体側に連携されるのに用いられることが一般的です。
自社の商品ID、商品名、料金、商品画像、商品ページURL、在庫の有無、ブランド名などを広告媒体側に伝えます。
データフィードを活用することで、多くの商品の広告を一括で出稿できたり、ユーザーの検索語句や自社サイトへの訪問履歴を元に動的に広告を出すことができるようになります。
その為、商品点数の多いECサイトや不動産、人材業界等のマーケティングでは必須のツールとなっています。
データフィードの活用場面
データフィードは広告媒体との連携で活用されるのが一般的です。
データフィードを活用する広告媒体をご紹介します。
媒体 | 説明 |
---|---|
Googleショッピング広告 | Merchant Centerに登録して活用 |
Google動的リターゲティング | 訪問履歴に応じて広告を表示 |
Google検索広告アドカスタマイザー | 検索語句に応じた広告文を指定できる |
Facebookダイナミック広告 | 訪問履歴に応じて広告を表示 |
Criteo | 訪問履歴に応じて広告を表示できる高性能DSP |
データフィード活用の難しさ
データフィードの活用でよく問題となる点を説明します。
まず初めに設定の難しさがあります。
媒体によって必要となる項目がことなります。
Googleショッピング広告ではGTINや送料情報の設定が必要(もしくは重要)だったりすることもあり、初めての人からすると”GTINって何?”という状況もあるでしょう。
またこれらの仕様が媒体によっては頻繁に更新されるので更にやっかいです。
これらの情報をサイトから取ってくる際に、サイト上で各商品に登録する必要もあるので、広告単体ではなく、ECサイトでの商品管理にまで話が及んできます。
この辺りの複雑さから、多くの場合、良く分からないからと改善のためのテコ入れが行えていないのケースが良くあります。
データフィード管理ツール活用のメリット
データフィード管理ツールを活用する主なメリット3点をご紹介します。
データフィードの自動生成
データフィードは入力が必要な項目数が多く、商品点数も数千から数万に及ぶこともあるため手動での作成が難しいのが通常です。
データフィード管理ツールを使えば、サイトから必要な情報を抽出し、自動でデータフィードを作成することができます。
データフィードの自動更新
データフィードでは多くの商品を扱うため、商品追加や販売停止、在庫切れ等の度に手動で更新するのは大変です。
データフィード管理ツールを使えば、サイトから毎日最新の情報を取得しデータフィードを更新してくれるため、管理の手間を大幅に削減することができます。
データフィードのカスタマイズ
Webマーケターにとってデータフィード管理ツールで最も重要な機能がカスタマイズ機能です。
通常、データフィードを活用した広告では、サイトから取ってきた商品タイトルや説明がそのまま表示されます。
商品ページのタイトルや説明文が必ずしも広告のテキストとして有効とは言い切れません。
データフィード管理ツールのカスタマイズ機能を活用すれば、サイトに表示するテキストとは別で、広告文に表示する内容を決めることができます。
例えば、”〇%OFFセール実施中”と追加したり”最新版”と付ける等、広告的な要素を追加し、広告の改善を行うことができます。
まとめ
データフィードはWebマーケティング業界において、必須のツールになりつつありますが、まだまだ十分活用されているとは言えない状況です。
複雑で難しいと敬遠されがちな分野でもありますが、だからこそ、データフィードの活用に秀でたマーケターになれば、他とは差別化することができます。
積極的にデータフィードを活用し、広告成果を改善していきましょう。
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